Windows 10ミニTips (51) Adobe Flash Playerを無効にする - IE&Edge編
一部のブラウザーゲームなど、Flash Playerがどうしても必要な場合を除き、無効化しておくほうが無難だ。例えば、Flash Player有効のIEをブラウザーゲーム専用にして、通常のWebブラウズはFlash Playerを無効化したIE以外のブラウザーを使うなどするとよいだろう。
○いま使っているFlash Playerは最新版?
MicrosoftはWindows 8をリリースするとき、当時のIE 10にFlash Playerをアプリケーションの一部として組み込む、と発表した。これは外部アプリケーションであるFlash Playerを、サンドボックス(セキュリティ的に保護された領域)で動作するWindowsストアアプリ版IEに対応させるための処置だったが、その結果、Flash PlayerはWindows Update経由で提供されるようになった。
そのため、セキュリティ更新プログラムを正しく適用すれば、Flash Playerのセキュリティ問題に悩まされないはずだが、Flash Player本体の設計が古いためか、次々とセキュリティホールが発覚し、Adobe側の対応が追いついていない。
上図はMicrosoft EdgeでFlash Playerのバージョンチェックを行うWebページにアクセスしたものだが、IEとMicrosoft EdgeではFlash Playerのマイナーバージョンが異なっている。
公式のChangelogを確認すると、バージョン20.0.0.286は2016年1月19日にリリース、バージョン20.0.0.272も最新版であることは分かるものの、具体的な説明はなされていない。○IEでFlash Playerを無効にする
いずれにせよ使用頻度が低くなったFlash Playerを、既定で有効にする必要はない。IEの場合は、アドオンの管理から「Shockwave Flash Object」を無効にするだけだ。
設定結果を確認するには前述したFlash PlayerのバージョンチェックページにIEでアクセスすればよい。
○EdgeでFlash Playerを無効にする
Microsoft Edgeは詳細設定に用意された「Adobe Flash Playerを使う」のスイッチをオフに切り替えるだけだ。
Flash PlayerのバージョンチェックページにMicrosoft Edgeでアクセスすると、IEと同じようにFlashコンテンツの再生が抑止される。
阿久津良和(Cactus)