2016年1月29日 17:52
スマホで漁師が絶滅危機にあるジュゴンをモニター - 市民科学にKiiが協力
Kiiは1月29日、絶滅危機にあるジュゴンの種の保存に同社のIoTクラウドプラットフォームが活用されたことを発表した。
ジュゴンは東アフリカから西太平洋に渡る海に棲息する海洋哺乳類で、現在、国際自然保護連合(the World Conservation Union, IUCN)によって「危急種」に分類されている。
Kiiは今回、地域のジュコンの生息数を監視し把握するために、フィリピンで地元の漁師と取り組む「市民科学」プロジェクトを実行しているSmart Earth Network(SEN)とCommunity Centered Conservation(C3)と連携し、スマートフォンをもった漁師が、位置情報付きのジュゴンの画像をAndroidアプリ経由でアップロードできるクラウドプラットフォームを提供した。
すでにフィリピンのブスアンガ地域での試みの一部として、およそ30人ほどの漁師が地域の携帯電話事業者であるCherry Mobileから支給された基本的な機能を持つスマートフォンを所有。見つけたジュゴンを写真に収め、陸に戻った際に、SENが開発したアプリを用いて、Kii Cloudに設置されたデータベースにアップロードする。