筑波大のクラウドファンディングサイト、6社と業務提携で学生の起業を支援
TFFは、筑波大学と筑波みらいの会が連携して進める「筑波大学を、毎年多くの起業家を生み出す“日本のシリコンバレー”のような環境にする」活動の一環として大学系クラウドファンディングサービス「TFF」を2015年9月24日にリリースしている。
今回の業務提携は、アイディアを発表して終わるサイクルの起業家候補を、発表時すぐに各種の経営資源を提供できる企業とつなぎ、サービス・製品をリリースするサイクルの起業家に変えていくことを目的としている。
TFFと業務提携を結ぶのは、助成金取得支援サービスを運営するライトアップ、クラウドソーシングサービス企業でサービスづくりを支援するランサーズ、ハードウェア開発をトータルでサポートする総合型のモノづくり施設 DMM.make.AKIBA、プレスリリース配信サービス ValuePress!、「イノベーションセンターSYNQA」を会員に開放するイトーキ、会社設立支援などを行うアリベルタ共同会計事務所の6社。また、筑波大学 助教でPixie Dust Technologies 共同創業者 CEOの落合陽一氏がアドバイザーを担当する。
第1弾として、筑波大学 亀田敏弘研究室に対して、通常製造に1~3億円かかる人工衛星を最低50万円で製造できる技術の支援および大企業とのコラボレーションをアレンジし、低価格な人工衛星開発・販売事業の立ち上げを行っていくとしている。
また、イノベーションエコシステム3.0で生み出した製品・サービスを早い段階で世界市場に挑戦させるため、シリコンバレーに本社を構える企業と大学系ベンチャーキャピタルを準備中であるという。