2016年2月2日 13:00
キヤノン「EOS-1D X Mark II」、新2,020万画素センサーでさらなる高みへ
キヤノンは2月2日、デジタル一眼レフカメラの最上位モデル「EOS-1D X Mark II」を発表した。発売は4月下旬を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は税込730,000円前後。
EOS-1D X Mark IIは、2012年6月に発売された「EOS-1D X」の後継となるプロ向けフラッグシップモデル。新たに開発した有効約2,020万画素の35mmフルサイズCMOSセンサー、そして映像エンジンDIGIC6+をデュアル搭載する。
EOS-1D Xの約1,810万画素から高画素化を図りつつ、集光率を高めた「ギャップレスマイクロレンズ」により暗所撮影性能を向上。静止画撮影時の感度は常用でISO51200、拡張でISO409600までサポートする。また、4K/60p、フルHD/120pの動画撮影も可能となっている(EOS初)。
JPEG撮影においては、EOS-1D Xで実現していた周辺光量補正と色収差補正に加え、歪曲収差補正と回折補正が可能に。さらに、RAW現像ソフト「DPP」に頼らず、EOS-1D X Mark II単体でデジタルレンズオプティマイザーを適用できる。
AFについては、最大61の測距点数こそEOS-1D Xと同じだが、測距エリアは中央部で上下約8%、周辺部で上下約24%の拡大を達成。