GFとNY州立大学、EUVリソの実用化を目指す研究に5億ドルを投資
予算は5億ドルで、5年契約のプログラムにより、EUVリソグラフィの半導体量産導入を促進する。IBMおよび東京エレクトロン(TEL)の2社がすでにこのプログラムに参画することを決めているほか、さらにいくつかの企業が参画見込みで、APPC開設に伴い新たに100人の雇用が生ずるという。APPC会員企業は、CNSEキャンパス内のリソグラフィのインフラ(成膜、エッチング、クリーントラック、露光などの各装置)にアクセスする権利が与えられる。
APPCの目的はEUVリソグラフィの量産適用技術の開発を促進することだが、 あらたにオランダASMLの最新型300mm EUVリソグラフィ装置を導入し、7nmおよびそれ以降のプロセス技術を開発することになる。CNSEキャンパス(NonoFab X ビル内)には、すでに ASMLのEUV露光装置「NXE:3300B」が設置されているが、おもにIBMが次世代デバイス開発に使用しているため、新たに2台目のEUV露光装置が導入されることになる。
研究センターは、マスクや材料サプライヤとともにパターニングプロセスの基礎研究を通じてEUVリソグラフィの可能性を広げる。ニューヨーク州MaltaにあるGLOBALFOUNDRIESのFab8で先端製品を製造する準備の一環としてEUV装置の生産能力(スル―プット)を向上させる研究はGLOBALFOUNDRTESが担当する。
GLOBALFOUNDRIESのCTOで研究開発担当上席副社長のGARY PATTON氏は、今回の発表に際して「当社は半導体技術の限界を次々と打破するための積極的なロードマップに沿って研究開発を行っていく。GFはIBMマイクロエレクトロニクス(IBMの半導体部門)を買収したことにより、IBMが引き続き行っている世界最先端の半導体研究に直接アクセスできるようになり、先端プロセス開発のスピードが向上している。今回、SUNY Pplyとともに、新たなセンターを立ち上げることで、プロセス加工寸法を7nmおよびその先へ進めることが可能になる」とコメントしている。
また、TELの半導体製造装置開発部門シニアVP兼ゼネラルマネージャーであるGishi Chung氏は「新たな研究センターはEUVリソグラフィ装置の実用化を求める需要の高まりにこたえる時機を得たものである。SUNY Polyおよび業界のリーダーたちと半導体プロセス技術のイノベーションを推進するために協業できることを誇りに思う」とコメントしている。
なお、この産官学パートナーシップは、ニューヨーク州を次世代コンピュータ・チップ研究開発の世界の中心にしようと意気込む同州Cuomo知事の指導のもとで実現したとニューヨーク州政府およびSUNY Polyは強調している。
提供元の記事
関連リンク
-
new
ひと足早く届いた年賀状…送り主は元カノ!?ハガキに書かれた【メッセージ】で夫婦関係が壊れた話
-
new
高級寿司で…「貧乏人は食うなw」他の客を追い出す男!?しかし後日、知らなかった“客の正体”に青ざめて…
-
new
NTV ドラマDEEP『そこから先は地獄』主演をはじめ、『MORE』専属モデルや『おしゃれクリップ』MCなど幅広く活躍中の井桁弘恵が所属するボックスコーポレーションが新人を募集「2025年ヒット&ブレイク特別オーディション」
-
new
お笑いコンビ・チーモンチョーチュウ、解散へ 菊地浩輔が理由を添え報告&来年はピン活動
-
new
正月の集まりで、“割れた痕のある皿”を嫁に使わせる義母!?しかし⇒数々の嫌がらせを…夫に報告した【結果】