くらし情報『週刊こむぎ (15) 分けへだてなく お茶をもてなす』

2016年2月10日 12:00

週刊こむぎ (15) 分けへだてなく お茶をもてなす

週刊こむぎ (15) 分けへだてなく お茶をもてなす
寒い日が続き、温かいお茶がありがたい時期ですね。
今週は、こねりがお茶にまつわる禅の言葉を紹介します。

「喫茶去(きっさこ)」は「お茶を飲んで行かれよ」という
もてなしの言葉とされています。
趙州という中国の和尚さんが、
以前お寺に来たことがある修行僧にも初めて来た修行僧にも、
「喫茶去」と言ってお茶をもてなしたというエピソードから来た言葉です。

(その後和尚は、どうしてどちらの客人にも同じようにお茶を出したのかと
尋ねてきた院主にも、同じようにお茶を勧めています)

相手を選ばず同じようにもてなした趙州和尚のエピソードは、
分別がなくぶれない心(平常心)のあらわれと解釈されています。

どのような人や物事にも分け隔てなく丁寧に接する。
完全に同じようにというのはなかなか難しいですが、
試してみては如何でしょう。

逆にいい加減な扱いをしてしまったら、
疲れていたり余裕がなくなっているのかもしれません。

そんな時は自分自身にお茶をもてなし、リラックスしてみましょう。

■こむぎこをこねたもの、とは?

■著者紹介

Jecy
イラストレーター。LINE Creators Marketにてオリジナルキャラクター「こむぎこをこねたもの」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.