2016年2月18日 10:04
鏡かと思いきやディスプレイ - 近未来的なソリューションをホテルに提供するKDDIの狙いとは
KDDIは、ホテル業界向けソリューションの展開を強化している。「国際ホテル・レストラン・フードショー」に出展した同社は、光ファイバー向けのG-PONと無線LAN、そしてガラスディスプレイによる新たなインタフェースを展示した。
KDDI ソリューション事業本部 ソリューション推進本部の部長 有泉 健氏は、「無線LAN、バリアフリー、ホスピタリティ、お客さま体験価値(カスタマーエクスペリエンス)を提供する」と話す。
○G-PONとは?
同社は12日に全国のプリンスホテルで無線LAN環境を提供すると発表したが、これはこの取り組みの一環として提供されるもの。一度認証すればホテルと関連施設の間でユーザーが手間なく継続利用できる「Wi-Fiローミング」を提供する。
有泉氏は、ホテル業界への取り組みは「インバウンドの急増に尽きる」と指摘。ホテル業界に限らず、自治体がカンファレンスなどのビジネストラベル誘致を進めていることから、今後もこうした需要は拡大するとみている。
また、単なる無線LANの導入では、昨今の通信量増大に対応できない状況になりつつある。
そこで同社は、ホテル内に敷設されたメタルによるLAN回線ではなく、光ファイバー向けG-PON(Gigabit Passive Optical Network)