2016年2月19日 00:27
2015年の国内PC市出荷台数は前年比31.4%減に - IDC調査
IDC Japanは18日、2015年第4四半期(10月~12月)および2015年年間(1月~12月)における、国内クライアントPC市場出荷実績値を発表した。
2015年年間(1月~12月)のPC出荷台数は、前年比31.4%減で、2014年から484万台少ない1,055万台となった。家庭向け市場が449万台で前年比25.2%減、ビジネス市場が606万台で同35.5%減。同社は「これまで『壊れた』『動作が遅くなった』『容量が足りない』などが買い替えの主な理由だったが、PCの性能向上により、PCを買い換える意識が薄らいでいる。この背後に、PCの進化にアプリケーションの進化がついていけてないという根本的な要因がある」と指摘する。
2015年の国内PC市場のベンダー別出荷台数は、1位がNECレノボグループで277万台(シェア26.3%)、2位が富士通で175.9万台(16.7%)、3位が東芝で129.4万台(12.3%)、4位がHP Inc.で115.2万台(10.9%)、5位がデルで106.2万台(10.1%)となった。
2015年第4四半期(10月~12月)の出荷台数は、ビジネス市場が133万台で前年同期比18.7%減、家庭向け市場は112万台で同13.5%減となり、合計出荷台数は245万台、同16.4%減となった。