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イオンモバイル、MVNO事業者として月480円から29プランを提供 - イオンならではのサポート体制で顧客拡大を狙う

マイナビニュース
イオンモバイル、MVNO事業者として月480円から29プランを提供 - イオンならではのサポート体制で顧客拡大を狙う
●ユーザーニーズに対応
イオンリテールは18日、イオンモバイルのサービス内容を一新し、2月26日から新たにMVNO事業者として通信プランを全国のイオンで提供すると発表した。これまでIIJmioや日本通信、BIGLOBE、So-netといったMVNO事業者と提携し、代理店といった形で通信サービスを展開してきたが、今度はイオンモバイル自身がMVNOとなりNTTドコモの通信網を利用したオリジナルプランを提供していく。

○SIM単体を求めるユーザーニーズに対応

記者説明会ではイオンリテールの住居余暇商品企画本部の橋本昌一デジタル事業部長が登壇し、新サービスについて説明した。

同氏によると、イオンモバイルがMVNO事業に参入する理由としてMVNOに対するユーザーの意識が変わってきた点があるという。「イオンスマホというと本体とSIMのセットというイメージが強く、2015年の第一四半期までは本体とSIMのセットが76%、それとSIM単体の販売が23%だったのですが、総務省のSIMロック解除などを経て、お客様の意識が徐々に変わりまして。直近ではスマホのセットが56.3%、SIM単体が43.7%とほぼ半々近くなっています」と、SIM単体のニーズが高まっていると話した。

新プランについては北海道から沖縄まで全国のイオンで取り扱いを開始。213店舗で即日契約と受け渡しが可能で、残り店舗はセットアップの上、後日配送になる。
なお、これまでのプランを白紙にするのではなく「代理店の方式も残していく」とのこと。

●提供するプランは29種類
○料金プランは29種類から選択

新生イオンモバイルでは、データのみと音声付き、そして最高3枚までのSIMでデータ容量をシェアできる3系統のサービス合計29種類、と豊富な料金プランを用意している。

データのみのプランは月々の利用容量によって、1GBから50GBまで10コースあり、月額(税別)480円~13,800円で提供。またオプションとして月額140円を支払うことでSMSの追加も可能だ。音声付きのプランは500MBから50GBまでの11コースで、月額料金は1,180円~14,800円になる。なお通話料金は30秒/20円だ。

シェアプランでは、音声付きSIMが1枚にデータのみのSIMが1~2枚の最大3枚セットで契約する形になり、4GBから50GBの8コース。月額1,780~15,100円での提供になる。


ここで紹介したプランは全て、月間制限以外(3日間で1GBなど)の容量制限はなく、翌月末まで通信容量の繰越しが可能。さらにデータ、音声、シェアプラン共に解約時の違約金は設定されておらず、契約期間の縛りがなく利用できる。

●アフターサービスを拡充
○213店舗でサポート・アフターサービス対応

イオンモバイル自身がMVNO事業者になって独自のプランを展開するのと同時に、ユーザーのサポート・アフターサービス体制も拡充する。全国のイオンのうち、即日購入が可能な213店舗では登録情報の変更、故障修理の受付、解約に応じる。

登録情報については、ユーザー情報はもちろん料金プランの変更も可能だ。故障修理については、店舗内にあるイオンモバイルのカウンターで受付し、修理でユーザーの端末を預かる場合、代替機を用意する。また、購入後1カ月以内に初期不良が発生した場合は、店頭で端末交換も行う。

橋本事業部長によると、従来の代理店形式ではユーザーの料金プラン変更や端末が故障した場合、直接、通信事業者や端末メーカーに問い合わせる形になり、すぐには対応できなかったが、今回のイオンモバイルの一新でイオン店舗のモバイルコーナーでワンストップかつ迅速なサポートが可能になったという。


○スタートキャンペーンを開催

イオンモバイルでは新プランスタートに合わせ、2月26日~3月31日まで「新生イオンモバイルスタートキャンペーン」を実施する。3月までに2GBプランを申し込むと2017年3月までの月額料金が特別価格になるというもの。音声通話付きの2プランの場合、月額980円(通常は月額1,380円)に、データ通信のみの2GBプランの場合は月額480円(通常は月額780円)で提供される。

また、プランだけでなくイオンモバイルの端末が特別価格で購入可能だ。スマートフォン「ARROWS M01」が14,800円(通常価格29,800円)になり、モバイルWi-Fiルーター「Aterm MR04LN AB」が19,800円になる(通常価格25,920円)。なおどちらも1人1台のみ。

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様々な企業が集まり、すでに飽和状態と言えるMVNO業界に新たに参入したイオンモバイル。今後もサービスや価格における競争はさらに激化していくなか、イオンモバイルの強みは全国に数多くの店舗を持っており、店舗での販売や応対が可能な点だ。
月額料金の安さで使ってみたいという向きはもちろん、MVNOはいまだに難しそうで手が出しづらい、というエントリーユーザーを対面接客でどれだけ取り込めるのだろうか。

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