くらし情報『筑波は第二のシリコンバレーになり得るか? - 大学発ベンチャー活性化へ向けた挑戦』

2016年2月22日 10:24

筑波は第二のシリコンバレーになり得るか? - 大学発ベンチャー活性化へ向けた挑戦

筑波は第二のシリコンバレーになり得るか? - 大学発ベンチャー活性化へ向けた挑戦
大学発ベンチャーは、大学に潜在する研究成果や技術シーズをもとに新規性の高い製品・サービスを創出することで、イノベーションを実現できるものとして高く期待されている。しかし、日本では一時期のベンチャーブームが過ぎ去り、ピーク時には年度あたり約250社まで増えた大学発ベンチャーの新設数が、2013年度時点で52社にまで減少。ここ数年は横ばい傾向にある。

こうした状況を打破すべく2015年9月、筑波大学出身経営者からなるOB会「筑波みらいの会」は、筑波大学を毎年多くの起業家を生み出す“日本のシリコンバレー”のような環境にするための活動の一環として、国内初の大学クラウドファンディングプラットフォーム「筑波フューチャーファンディング(TFF)」を立ち上げた。

TFF 代表理事 佐々木敦也氏は、大学発ベンチャーを取り巻く状況について、「アベノミクスにおいて、経済の活性化には起業家の輩出が必要だという話だが、日本では開業率が5%と、欧米に比べて半分程度。開業率が増えない理由は、自己資金が足りない場合、銀行の借り入れに頼らざるを得ないため、個人に借金が残ってしまうという大きなリスクがあるからだ。ベンチャーキャピタルによる資金調達も考えられるが、成長して上場するという大きな目標をはじめから与えられることが多いため、ハードルが高い」

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