●空清は魔法の機械にあらず
いよいよ到来した花粉シーズン。花粉以外にもPM2.5や各種ウイルス対策のために、空気清浄機を導入する家庭が増えているが、一度設置したきりで、その後のメンテナンスを怠ってはいないだろうか?
空気清浄機は、ただ置いただけで空気をキレイにしてくれる魔法の機械ではない。どの製品も、吸い込んだ空気をフィルターでろ過して浄化した後に再放出するというのが基本的な原理だ。
なかでも重要なのがフィルター。メーカー側が表記しているフィルター寿命は、一定条件で使った場合の目安に過ぎない。空気清浄機の設置環境や稼働状況は千差万別だが、プレフィルターなどをこまめに手入れしてメンテナンスすることで、フィルター寿命を延ばし、空気清浄機としての機能をより良い状態で維持できる。
極端な話、空気清浄機はトイレと同じようなものだと筆者は思っている。便器を掃除をしなければ不衛生になるのはもちろん、詰まりの原因にもなるように、空気清浄機も手入れしなければ、外側だけでなく内側も汚れていき、汚染された空気を部屋へ送り出すことに……。
●「フィルターお掃除伝道師」として
○空気清浄機メンテナンスすべし
何年にもわたって、何台もの空気清浄機を使ってきた筆者は、常日頃から空気清浄機メンテナンスの大切さを周囲に説いてまわっている。