2016年2月25日 10:38
NTTデータ、OSS採用のJavaフレームワークを提供開始
NTTデータは2月24日、同社のオープン系システム開発を支える統合ソリューションの基盤となるアプリケーションフレームワークであるTERASOLUNAの「TERASOLUNA Server Framework for Java 5」の本格展開を開始した。
同社ではOSSに独自の機能を追加し、それらをTERASOLUNAフレームワークとして提供することで、システムの生産性や開発品質の向上に寄与してきた。しかし、提供開始から約10年が経過し、新しい技術やアーキテクチャへの対応、およびタイムリーなセキュリティ対策など技術トレンドへの追従が困難だったという。
また、独自のフレームワーク層を含むためグローバルにおける開発者確保が難しく、サポートやメンテナンスの負担が年々増加していることも課題となっていたため、新フレームワークの提供を決定した。
新フレームワークでは同社独自のフレームワーク層の開発をやめ、IT業界の最新動向を踏まえて、米Pivotalが開発したSpring FrameworkといったOSS(オープンソースソフトウェア)を採用。また、高い信頼性が求められるエンタープライズ開発において、OSSを極力そのまま活用するための開発ガイドラインとサポートの提供に注力している。