2016年2月25日 12:00
修羅場サバイバル ~健康で文化的なクリエイターになるために~ (9) 生理前になるとイライラ、ぴりぴり?生理前症候群(PMS)はなぜ起こる
お灸は、拙著「ペットボトル温灸」の「生理痛・月経不順」の項目を利用します。症状が出る前でも、PMSの予防として、同じ経穴(ツボ)を使っていただいてOKです。およそ排卵前後から施灸をしてやったほうがPMS軽減にはよく効くのですが、なんとなく不調が出始めたくらいから始めてもそれなりの効果はあります。
ペットボトル温灸のやり方は簡単。ホット専用ペットボトルに水を3分の1入れてから、沸騰直前まで沸かしたお湯を3分の2入れます。これを、三陰交→腎兪→血海→帯脈、この順番に当てましょう。じーっと当て続けるのでなく、数秒当てて「アツッ」と感じたら離すのを数回繰り返します。
めんどくさかったら三陰交だけ毎日やってください。
一穴だけ使い続ける場合は、毎日行うことが大切です。
また、漢方を利用する場合は、婦人科の医師か漢方を取り扱っている薬局の薬剤師に相談するのが大切です。婦人科三大処方と言うのがありまして。この三つです。
・加味逍遥散・桂枝茯苓丸・当帰芍薬散
これらは婦人科の医師の処方があれば保健調剤が可能。非常に古くから使われている処方ですが、適切に体質を判断した上で処方すると、シャープな効き目を表すことがしばしばあります。