伝説的ロックバンド・紫、ドキュメンタリー映画上映に感慨「こういうバンドが沖縄にいると…」
ロックバンド・紫のドキュメンタリー映画『紫』が17日、「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭」でワールドプレミア上映され、舞台挨拶に紫のジョージ紫、宮永英一、JJ、Chris、野田孝則監督、LOUDNESSの二井原実が登壇した。
1970年、日本復帰前にジョージ紫を筆頭に沖縄にて結成された紫。1976年に1stアルバム『MURASAKI』を発表し日本のロック史に風穴を開け、当時の音楽シーンをリードする存在となる。2007年、全盛期メンバーにJJとChrisを迎え再結成。2020年に結成50年を迎えたが、コロナ禍で記念ライブはキャンセルを余儀なくされバンドは休止状態に。その中でも歩き続ける事を決意したメンバーは、ニューアルバム制作、1年越しの記念ライブに挑む。
本作では、紫メンバーが結成からこれまでの活動、ベトナム戦争景気、沖縄本土復帰当時の熱気を語り、本土デビューを直接見ていたLOUDNESSや影山ヒロノブ、紫に影響を受けた聖飢魔IIやXJAPAN、石垣島で紫をコピーしていたBEGIN等、多くのミュージシャンがそれぞれ紫への思いを語る。
舞台挨拶で野田監督は「スクリーンで見ると、ああすればよかった、こうすればよかったばっかり。
スクリーンで見るとちょっと感覚が違う。もうちょっと改良しようかなと思いました」と公開までに調整すると宣言。ジョージ紫も「こうすればよかった、ああすればよかったというのが僕もありました」と言い、演奏シーンについてもっとしっかり聞かせてほしいと気になる点を挙げると、監督は「この場で!?」と笑っていた。
方言を連発した宮永も「反省点が多いですね」とコメント。ドキュメンタリーが好きでよく見るというChrisは「自分が被写体になるってかゆいですね。『自分がいる』って不思議な感じでした」と照れ、JJは「紫のヒストリーの映画を作ってくださってありがとうございます」と感謝した。
二井原は「紫があるから今、僕がここに立って話をしている。感慨深い。
呼んでいただいてありがとうございます」としみじみと話した。
また、ジョージ紫は「紫ができたのは50年以上前なので、若い人たちは知らない人がいっぱいいると思う。このドキュメンタリー映画を通して、こういうバンドが沖縄に今もいるんだということをぜひ認識してほしい」と述べ、プロデューサーや監督、紫のメンバーなど、本作に関わった人たちに感謝の思いを伝えた。Chrisから「この映画に間に合うかわからないですけど、アルバムを出そうと思っています。それがうまくいけば、来年メンバーで全国を回りたいなと考えています」とアルバム制作とライブについて発表も。「応援もそうですが、先輩方が元気なのを祈っていてください」と話して笑いを誘った。
ドキュメンタリー映画『紫』は、2022年秋頃に沖縄・スターシアターズで先行上映、全国順次公開予定。
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