AMD、4.1GHz駆動のデスクトップ向けAPU「A10-7890K」 - 新クーラーが付属
「A10-7890K」はデスクトップ向けAPUの最上位に位置するモデルで、既存の「A10-7870K」から動作周波数を引き上げ、ベースが4.1GHz、TurboCORE時が4.3GHzで駆動。演算処理能力は1.02TFLOPSに達した。一方で、CPUやGPUのコア数、L2キャッシュ、サポートするメモリ、TDPは「A10-7870K」と同様となる。既存モデルも含めた詳細な仕様は以下の通り。
また、「A10-7890K」は、新開発の静音クーラー「AMD Wraith Cooler」が付属。
ヒートシンクやファンを改良することで、風を受けるフィンの面積が24%、風量が34%増加し、冷却性能が向上。TDP125Wまで対応する、さらに、クーラーが発生させるノイズも従来と比べて10分の1に減少したという。ファンを覆うシュラウドの部分にはLEDを内蔵し、動作時に光るギミックを備える。
○デスクトップ向けCPU「Athlon X4 880K」も発表
またAMDはデスクトップ向けCPU「Athlon X4 880K」も合わせて発表した。こちらも3月末の発売を予定。北米における価格は94.99ドル。
Athlonブランドの新CPUで、GPUコアを統合しない。4コアで動作周波数はベースが4.0GHz、TurboCORE時が4.2GHz。
L2キャッシュは4MB、TDPは95W。「A10-7890K」と同様にTDP125に対応した新開発の静音クーラーが付属するが、こちらにはLED内蔵のシュラウドは搭載していない。