2022年4月28日 07:00
池内博之、“縁”が繋いだアジア進出「どういうめぐり合わせがあるのか楽しみ」
●アジア進出のきっかけとは
8日から、Netflixで映画『夜叉-容赦なき工作戦-』の配信がスタートした。諜報活動が盛んな中国・瀋陽を舞台に、ソル・ギョング演じる“夜叉”と呼ばれる無情な男・ガンインと、パク・ヘス演じる検察官・ハン・ジフンが出会うことで、近隣諸国のスパイも絡む危険な極秘工作に挑むスパイアクション映画だ。
同作に、日本人俳優としてアジアでも活躍の場を広げている池内博之が出演。最強のスパイ・オザワを演じ、不気味な怖さを見せる演技や見事なアクションを披露している。そんな池内に同作の魅力、日本映画界の行く末や自身の目指す役者像について聞いた。
○■外国語のセリフも「感情を乗せていかないと芝居にならない」
――息もつかせぬアクションシーンとリアルなスパイ戦が描かれており、スピード感のある展開に引き込まれました。
ありがとうございます。舞台もリアルですし、アジアを中心にしたスパイ映画ってあまりなかったと思うので、そういった意味では新しいですよね。
特に今は日本映画もですが、原作があるものが多い中で、今作は監督の完全オリジナル脚本なので、そこも魅力かなと思います。
――確かに緻密なシナリオが2時間で収まっていて見応えがありました。