2016年3月4日 11:30
うちがモバイル活用を進める理由 (7) 大企業だけじゃないPepper導入、自由な"トーク"で集客進める
ウォーターダイレクトという会社をご存じだろうか。ウォーターサーバーを介してミネラルウォーターの宅配事業を展開している企業で、天然水をPETボトルに入れて宅配するワンウェイのシステムを導入している。
日本の宅配水市場は、水道水などをろ過したRO水と呼ばれる水が主流で、リターナブル容器に水を入れて宅配し、空きボトルを回収するという方式がスタンダードな中で特徴的な存在と言えるだろう。
そのウォーターダイレクトが、他社に先駆けてPepperを導入し、集客に大きな効果を上げているという。今回はウォーターダイレクト 執行役員 加治木 博志氏と、第二営業本部 営業サポート リーダー岩原 俊司氏に、導入の背景や効果、今後の展開についてうかがった。
○売り場に変化を起こしたかった
ウォーターダイレクトの顧客は、20代から40代半ばくらいのファミリー層で、特に小さな子どもがいる家庭は、子どもに良質な水を飲ませたいという意識が強く、メインターゲットとなる。ファミリー層を狙うにベストな場所がショッピングモールや量販店などの商業施設であり、販売契約の8~9割はデモンストレーション販売時に結ばれる。そのため、ここでの集客、接客が重要となる。