2016年3月7日 22:54
Cortanaがユーザーの秘書になる日 - 阿久津良和のWindows Weekly Report
3月3日、ついにCortanaのiOS版(厳密にはiPhone版)が日本でも使用可能になった。以前からベータテストは行われており、筆者の手元に招待状が届いたのは1月25日頃であった。そこから普段使っているiPhoneにCortanaをインストールし、PCと同じMicrosoftアカウントでサインインした。機能的にはWindows 10のそれと同じく、既にデスクトップPCやタブレットで使っている筆者にとって目新しさは感じない。
もともとiPhoneで通話する機会が皆無な筆者には、デバイスに話しかけるという習慣がない。Siriも仕事で試す以上のことはしてこなかった。iPhone版のCortanaにも、さほどの期待を持っていなかったが、ある日電車で都内を移動していたところ、iPhoneから通知が送られてきた。Cortanaのテスト中に登録したリマインダーである。
以前、MicrosoftのWindows&Devices Group Cortana担当パートナーグループプログラムマネージャーのMarcus Ash氏にインタビューした際、彼は「プロアクティブな(先を見越した)情報提供がCortanaの核となる」