コムドット、5人の絆やYouTubeへの思い語る 目標は「国民的なグループになりたい」
●写真集、雑誌表紙、TGC…印象深い仕事を振り返る
YouTubeのチャンネル登録者数336万人を誇る5人組YouTuber・コムドット。3月21日に開催された「第34回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 SPRING/SUMMER」(TGC)では、5人揃ってランウェイを歩き、喝采を浴びた。
メンバーは、リーダーのやまとをはじめ、ゆうた、ゆうま、ひゅうが、あむぎりという幼馴染みの5人。YouTuberとしてさらなる高みを目指す5人に、幼馴染ならではの強い絆を持つ秘訣や、今思い描く将来像について話を聞いた。
――過去に関西コレクションには2回出演されていますが、TGCに初参加された感想を聞かせてください。
やまと:最新テクノロジーで、ペンライトを振って盛り上がれるようなシステムが導入されていて、コロナ禍でも安全に楽しめる方法がとられていたところがいいなあと思いました。
ひゅうが:ナイスコメント! ありがとう。
ゆうた:まるで本当に声援を浴びているようでした。
ひゅうが:関コレの時とはまた出演者も違うし、とても楽しかったです。僕たちは3年前に活動を始めたばかりなのでまだ一般人の感覚があるから、すごく芸能界を感じました。
あむぎり:開催されている場所が違うしね。僕たちは東京育ちなので、ホーム感を抱きました。
――コムドット結成から3年半が経ちましたが、グループにとって特に大きな経験になったと感じているお仕事は?
やまと:写真集『TRACE』を出したことです。この仕事を始めた時は、まさか写真集を出せるなんて想定してなかったのですが、発売から3カ月で、男性写真集として歴代1位の売り上げになりました。
――それはすごいですね!
やまと:業界を超えての記録だと思うので、YouTuberとしても大きな記録を作れたなと。編集者の方が、僕たちの未来を見据えて声をかけてくださいましたが、期待に添えるような結果が出せてうれしいです。
ファンの方々も喜んでくれたし、いろいろな仕事を大切にしながら、YouTubeも頑張っていきたいです。
――他にも印象的な出来事はありましたか?
ゆうた:雑誌の表紙をやらせていただいたことです。コンビニにふらっと行った時、自分たちが表紙になった雑誌が置いてあるのを見て、感激しました。ゆうま:僕はTGCが本当に印象的でした! 今までで一番緊張したかもしれないです。
●5人それぞれの持ち味は? やまとはリーダーの役割語る
――個性豊かなみなさんですが、それぞれに自分の持ち味について聞かせてください。
ゆうま:僕は不思議ちゃんみたいなところです。そうすると、真面目になった時とでギャップが生まれているんじゃないかと。それが強みです。
ゆうた:僕は場を切り裂くようなひと言を発するところです。基本的にみんな明るい子たちなので、僕がそこを俯瞰して見て、一言でまとめ上げる感じです。包丁みたいにバサッと(笑)
あむぎり:僕は謎キャラというか“はてなボックス”みたいな存在です。振れば振るほど出てくるし、何が出てくるのかわからない。出てくるものが毎回違うかなと、自分では思っています。
ひゅうが:僕は明るい性格なので、動画のテンションを1つ上げられる存在になれたらと。みんなが少しでも明るくなれるように振る舞えます。大丈夫?みんな、楽しい?
他の4人:うんうん(笑)
――それぞれの役割があるんですね。
やまとさんはリーダーとしてそれをまとめあげる感じですか?
やまと:そうです。そこで僕のまとめあげる力が必要になってくるかと。僕は常に意気込みや存在感を見せて「お前についていきたい」と思えるようにふるまいたいです。僕は前に出るのが得意なので、他のメンバーよりちょっとだけ前に出て「ここに行こうぜ」とか「写真を撮ろうぜ」とか言う提案型ですね。そういうみんなを引っ張る力があるんじゃないかと。
ひゅうが&あむぎり:グーグー(寝たふり)
やまと:あれ? ひゅうが、寝てる? あっちゃんも?? みんな聞いてる?
ひゅうが:なんだっけ? みんなをまとめる力だったり「写真撮ろう」と言ったりするところね。
やまと:めっちゃ聞いてるじゃん(笑)
●「戦う姿を含めてありのままを見せていけたら」
――息の合ったやりとりが素敵ですが、やはり幼馴染ならではの結束感でしょうか?
やまと:そうです。中学校が同じで、部活も全員一緒のバスケ部です。
ただの友達だとなーなーな関係でやっちゃう部分があると思いますが、僕たちはYouTubeを仕事としてやってるから、それではダメかなと。そこは部活動の時の切り替えにちょっと似てるんです。部活だと、言うべきことはちゃんと言わなきゃいけないので。
――なるほど。確かに体育会系の雰囲気ですね。
やまと:みんなそういう関係性に慣れているから、部活と変わんないです。
――YouTubeの配信で大切にしていることやこだわりなどがあれば教えてください。
やまと:観てくれる人たちを笑わせたり、ハッピーな気分にさせることを常に念頭に置いたうえで、自分たちが楽しめることです。
自分たちが楽しんでいることが、誰かの楽しみに変わることはすごく幸せなことだし、素敵な職業だとも思っています。もう1つは、自分たちのありのままを投影して出していくことです。きつい時期は「きつい」と言いますから。普通は言わずに隠して頑張ると思いますが、僕たちはそこを出して、一緒に乗り越えていこうというスタンスです。楽しさや笑いだけじゃなく、日々の頑張る姿勢やモチベーションみたいなもの、戦う姿を含めてありのままを見せていけたらと。
――では、最後に今後の目標や、思い描いてる将来像みたいなものも聞かせてください。
やまと:僕たちの間では「日本を獲る!」と言っていますが、日本一のグループになりたいです。今は若い世代の人たちに支持してもらっていますが、ゆくゆくはこういろんな層の方々、例えばおじいちゃんやおばあちゃんたちにも愛されるような国民的なグループになりたい。
YouTuberという肩書きは背負ったまま活動の領域を広げ、グループとしてどんどん大きくなっていきたいです。
■コムドット
1998年~1999年生まれで、東京を拠点に活躍する5人組のYouTuber。リーダーのやまと、ゆうた、ゆうま、ひゅうが、あむぎりという幼馴染5人で結成し、2018年より活動。2021年4月にはアパレルブランド「Birdog」を立ち上げた。YouTubeのチャンネル登録者数は、現在336万人を突破。