OpenSSHに情報窃取の脆弱性
脆弱性が存在するプロダクトおよびバージョン、その適用条件は次のとおり。
X11Forwarding機能を有効にしたOpenSSH 7.7p2よりも前のすべてのバージョン
X11Forwarding機能はデフォルトでは無効化されているほか、この脆弱性ではアクセスが可能なユーザーがxauth(1)に不適切な入力を行うことで任意のファイルを読めるようになるもので、通常の設定になっている限り、ユーザーの権限以上の操作は行われないことになっている。そのため、この脆弱性の影響範囲は比較的限定的と言える。
United States Computer Emergency Readiness Teamはユーザーや管理者に対し、「OpenSSH Security Advisory: x11fwd.adv」の内容を確認するとともに、該当するプロダクトを使用している場合には必要に応じてアップデートを実施することを推奨している。