くらし情報『妊娠すると口臭がきつくなる? 効果的な対処法は?』

2016年3月16日 06:30

妊娠すると口臭がきつくなる? 効果的な対処法は?

妊娠すると口臭がきつくなる? 効果的な対処法は?
「妊娠すると口臭がきつくなる」と聞いたことがある人もいるだろう。実際に歯科医師の倉治ななえ先生に質問したところ、「いろいろな理由でリスクが高くなる」ということだった。なぜ、口臭がきつくなるのか、どうすれば対策できるのか、妊娠と口臭の関係をうかがった。

○唾液が減ることも一因

口臭がきつくなる主な理由として、「口腔衛生が保ちにくい」「口腔内が酸性化しやすい」「ドライマウスになりやすい」などが挙げられる。

まず、口腔衛生が保ちにくいというのは、つわりのせいで物理的に歯磨きができないことだけでなく、妊娠中によって高まった「女性ホルモン」の影響で歯周病菌が繁殖しやすいなど、歯のトラブルを引き起こす菌が繁殖しやすいことも関係している。また、口腔内の酸性化は、女性ホルモンの作用で胃の中のものが逆流しやすくなるほか、妊娠時に唾液の中和力が低下することも理由。口腔内が酸性化すると、虫歯のリスクが高まる。

妊婦はドライマウスになりやすいと言われているが、それは唾液の分泌量が低下するからだ。
唾液には食べカスを洗い流すほか、唾液中に含まれる抗菌物質で歯周病菌など細菌の増殖を予防する働きがあるため、十分に唾液が分泌されない状況では、歯周病菌の増殖をうながしてしまう。

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