初めての海外ディズニー旅行! 個人手配orパックツアーどっちがお得?

●ホテルやチケットを決めてツアーをチョイス
みなさま、こんにちは! ディズニー大好きな吉田よしかです。2015年に開園60周年を迎えたカリフォルニア・アナハイムのディズニーランド・パーク! 「行きたいけど予算はいくらくらいかかるの? 」「チケットは何を買えば? 」などなど、海外となると旅行費用が気になりますよね。そこで今回は、今まで体験して実際に得た情報から、ディズニーランド・パークへ旅行するのに「個人手配」と「パックツアー」のどちらがお得かについて記載いたします。

○まずは企画固め!

アナハイムのディズニーランド・リゾートに行く旅行計画を立てるとき、決めておきたいのは以下の6点です。

(1)何日間行くか
(2)宿泊するホテルはどこを選ぶか
(3)パークチケットはどの種類を買うか
(4)予約するレストラン
(5)見たいショーとパレード
(6)絶対に乗りたいアトラクション

アナハイムのディズニーランド・リゾートは2015年5月22日から2016年9月5日まで、開園60周年を祝うイベント「ダイヤモンドセレブレーション」を開催しています。今回は、ダイヤモンドセレブレーションをより満喫すべく、ゴールデンウィークのラッシュが落ち着いた5月19日～23日の日程で旅行の計画を立ててみましょう。土日を有効に使える木曜日出発のスケジュールで、日数は3泊5日となります。

宿泊ホテルは、ディズニーリゾート史上初のテーマパーク内一体型ホテル「ディズニー・グランドカリフォルニアン・ホテル&スパ」(以下、「グランドカリフォルニアン・ホテル」)に。ディズニー直営の宿泊施設なので、ディズニーリゾートでの滞在をとことん楽しめます。

パークチケットは、ディズニーランド・パークおよびディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク両方のテーマパークを自由に出入りできる「パークホッパー・ボーナス・パス」をチョイス。これらのプランで料金をシミュレーションしてみました。

○有名どころのパックツアーをチェック

まずは、大手旅行代理店が販売しているパックツアーの内容と価格を見ていきましょう。今回は、2社からツアーを1つずつピックアップ。販売事業社は、それぞれA社、B社とします。

両社に共通する旅行内容は以下の通り。■デルタ航空・直行便で3泊5日
■現地空港～ホテル間の往復送迎付き
■グランドカリフォルニアン・ホテルに滞在
■2デー・ディズニーランド・リゾート・パークホッパー・ボーナス・パス付き

A社は以下のような内容です。

■行き: 成田空港発航空便(14:00～19:00台発・直行)
■現地到着: ロサンゼルス国際空港に7:00～13:00台着
■帰り: ロサンゼルス国際空港発航空便(10:00～16:00台発・直行)
■キャラクターブレックファスト1回付き・終日自由行動
■日本到着: 成田空港に15:00～21:00着予定

対して、B社は以下の内容。

■行き: 成田空港発航空便(17:00台発・直行)
■現地到着: ロサンゼルス国際空港に11:00台着
■帰り: ロサンゼルス国際空港発航空便(10:00台発・直行)
■現地での食事なし・終日自由行動
■日本到着: 成田空港に14:00台着予定

この内容で、A社は25万9,000円、B社は27万1,900円。サービス、料金内容ともにほぼ同等ですね。

次のページでは、個人旅行で手配した場合、どんなサービス・料金になるのかをご紹介します。(→次ページはこちら)

●個人手配ではお得に!? 予約の難しさは?
○個人旅行の場合: 飛行機編

では、ツアーを組まず「個人手配」で行く場合の費用はいくらかかるのか?

結論から言うと、私の場合は合計20万4,352円で旅行できる計算となりました。旅行代理店のパックツアーと比較すると、個人手配の方が5万円以上安くなることになります。

まずは飛行機の予約からチェックしてみましょう。

成田空港を16:00～19:00に出発する便をチャーターすると、ロサンゼルス国際空港に着くのは11:00～13:00前後になるので、空港からディズニーリゾートに到着した際、ホテルのチェックインをスムーズに行えます。ですので、この時間帯の便をチェック。

■アメリカン航空(往復運賃):6万6,760円
■デルタ航空(往復運賃):10万220円
■シンガポール航空(往復運賃):8万8,260円

早期割引特典を使用するほか、旅行するタイミングによってはよりお得な金額設定の時期もあると思いますが、今回は最もリーズナブルな「アメリカン航空」をセレクトします。成田空港を17時25分出発→ロサンゼルス国際空港に11時35分着の便を選びました。

○個人旅行の場合: ホテル・チケット編

続いては、宿泊するホテルの部屋を予約します。グランドカリフォルニアン・ホテルは、窓から眺める景色により料金が異なります。日本で言うと、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタや東京ディズニーランドホテルと同じように考えるとわかりやすいでしょうか。パークが見える部屋は高めの価格設定となります。

今回は価格重視なので、リーズナブルな「Standard View.(スタンダードビュー)」をセレクト。予約は、公式サイトから直接できるようになっています。文言は全て英語表記ですが、写真やイラストを見ながら予約を行えるようになっているので、初めての人でも大丈夫。

予約ページのカレンダーからチェックインとチェックアウトの日付を選び、人数とどのホテルにするか(今回はグランドカリフォルニアン・ホテル)をプルダウンで選びましょう。

スタンダードビューの部屋を大人2人で3泊したときの金額は、合計1,816ドル。為替レートにより変動がありますが、日本円にすると約20万3,392円です。

さらに、公式オンラインサイトでは、パークチケットをつけて部屋を予約することもできます。今回は、「3デー・パークホッパー・ボーナス・パス」をホテルの部屋と同時購入します。合計2,361ドル(約26万4,432円)になりました。大人1人分は1,180.5ドル(約13万2,216円)です。

ちなみに、同様の入園チケットを単独購入すると295ドル(約3万3,040円)。客室代と合わせると1人1,203ドル(約13万4,736円)となるので、ホテルとチケットはセットで購入した方が2,000円ほどお得ということがわかります。

ここで、大人1人分の料金をまとめてみましょう。

■飛行機代金:6万6,760円
■ホテル3泊＋3デー・パークホッパー・ボーナス・パス: 13万2,216円

ここに、空港からホテルまでのリムジンバス(往復48ドル・約5,376円)をプラスすると、合計額は20万4,352円。冒頭に挙げたように、旅行代理店のパックツアーと比較すると、個人手配の方が5万円以上安くなる計算になります。

また、旅行代理店のツアーでは2日間有効の2デー・パークホッパー・ボーナス・パスがセットになっていましたが、個人旅行では日程をフルに使って遊べる3日間有効の3デー・パークホッパー・ボーナス・パスを手配。このように、旅行目的に合わせてアクティビティをカスタマイズできるのも利点ですね。

ただ、やはり予約の手間はありますので、自分で個々に申し込みをしてお得に遊びたい! という場合は個人手配。「面倒だからお任せがいいなー」という場合はツアー利用、という風に切り分けて考えるといいでしょう。

※記事中の情報・価格は2016年3月取材時のもの。1ドル=112円で計上

○著者プロフィール: 吉田よしか(ヨシダヨシカ)

東京ディズニーランドが開園した1983年以降、30年以上に渡りパークに通い続けているディズニーの達人。『TVチャンピオン』(テレビ東京)の「ディズニー通選手権」出場、『東京ディズニーリゾート知識王No.1決定戦』(日本テレビ)優勝経験を持つ。「親子ディズニー通選手権」では、夫と娘も同番組に出場。現在は、家族全員(夫、長女、長男)ディズニーファンとして、テレビ・雑誌・ラジオ・新聞など各メディアで活躍中。年間300日以上パークに足を運び、最新情報やディズニー関連情報などを毎日紹介するAmeba公式ブログ『吉田さんちのディズニー日記』は1日平均50万PVを誇る。