2016年3月17日 12:10
モレックス、最大データ転送速度28Gbpsに対応した高速メザニンシステム
米モレックスの日本法人である日本モレックスは3月17日、プリント回路基板の配線用途に向けて、28Gbpsの高速データ転送に対応するプレスフィット/コンプライアントピン型メザニンソリューション「NeoPress 高速メザニンシステム(NeoPress)」を発表した。
NeoPressは1つのディファレンシャルペアに対して2つのシグナルピンと1つのシールドグランドピンの合計3つのピンを割り当てるトライアッド構造を採用したスタッガ(千鳥格子)形状のSMTコネクター。同システムはミラーイメージ(鏡像=左右反転)のインターフェースを備えることで、嵌合スタック高を9.00mm~45.00mmと低く抑えると共に、プリント基板における配線設計の簡素化に寄与するとしている。また、終端処理にプレスフィット/コンプライアントピン設計が採用されておりハンダ接合が不要となるため、プリント基板のリワーク(再実装作業)時にも信号整合性を損なうことがないという。
NeoPressのモジュール式トライアッド・ウエハー設計には、インピーダンスを85~100Ωに調整可能な高速ディファレンシャルペアが含まれているため、柔軟なカスタマイズが可能。