2016年3月18日 14:39
レッドハット、高負荷ワークロード向けKVMベースの仮想化ソリューション
米Red Hatは3月9日(現地時間)、KVM(Kernel-based Virtual Machine)ベース仮想化ソリューション「Red Hat Enterprise Virtualization 3.6」の提供を開始した。
同ソリューションはLinuxベースの高負荷ワークロード向けにパフォーマンス、スケール、およびセキュリティの向上を提供するほか、ユーザーエクスペリエンスと管理ツールを一新し、サードパーティー製の移行ツールの購入を不要にすることにより、VMware移行のコストと時間を削減するという。
Red Hat Enterprise Virtualizationは、コストの削減と独自方式仮想化ソリューションの蔓延防止という課題を解決し、SAPやOracle のデプロイメントのような大規模コンピューティング環境や、計算およびグラフィック集約的なワークステーション向けにカスタマイズされている。
新機能は「ホットプラグメモリサポート」「PCIデバイスアサインメント」「ホストアップデートマネージャー」「オブジェクトヘルスステータス」。ホットプラグメモリサポートは基盤のインフラストラクチャと協調動作して、アプリケーションの実行を中断することなくアプリケーションに多くのメモリをオンザフライで与えることにより、動的な、ワンクリックのメモリスケーリングを提供する。