行った気になる世界遺産 (36) 桜にちなんだ"女神様"がいる世界遺産の神社をご存知?
2013年に「富士山」が文化遺産として登録されたことはまだ記憶に新しいところですが、実は25カ所もの資産から構成されています。そのひとつに富士宮市にある「富士山本宮浅間大社」があります。富士山の噴火を鎮めるために創建されたことを起源とする、全国に1,300社ある浅間神社の総本宮です。
ここには「木花之佐久夜毘売命(このはなさくやひめのみこと)」という女性の神様が祀られています。木花(このはな)という御神名から桜が御神木とされており、境内には500本の桜が植えられています。
神界で最も美しいとされる女神で、恋愛運や、特に玉の輿運にご利益があるそうです!
しっかりお参りして富士山と桜を愛でた帰りには、富士宮焼きそばもお忘れなく。
○世界遺産データ
富士山本宮浅間大社(文化遺産・「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」に含まれる)。2013年。静岡県富士宮市
○筆者プロフィール: 本田 陽子(ほんだ ようこ)
「世界遺産検定」を主催する世界遺産アカデミーの研究員。大学卒業後、大手広告代理店、情報通信社の大連(中国)事務所等を経て現職。全国各地の大学や企業、生涯学習センターなどで世界遺産の講義を行っている。
○世界遺産検定とは?
世界遺産の背景にある歴史、文化、自然等の理解を深め、学んだことを社会に還元していくことを目指した検定。有名な観光地のほとんどは世界遺産になっているため、旅の知識としても役立つと幅広い世代に人気。
主催:世界遺産アカデミー
開催月:3月・7月・9月・12月(年4回)
開催地:全国主要都市
受検料:4級2,670円、3級3,900円、2級5,040円、1級9,250円、マイスター1万8,510円、3・4級併願6,060円、2・3級併願8,220円
解答形式:マークシート(マイスターのみ論述)
申し込み方法:インターネット又は郵便局での申し込み
その他詳細は世界遺産検定公式WEBサイトにて