くらし情報『Apple、患者自身の健康状態を管理するアプリ用フレームワーク「CareKit」』

2016年3月23日 11:12

Apple、患者自身の健康状態を管理するアプリ用フレームワーク「CareKit」

Apple、患者自身の健康状態を管理するアプリ用フレームワーク「CareKit」
米Appleは3月22日(現地時間)、患者の健康状態を管理するために設計されたソフトウェアフレームワーク「CareKit」をiOSアプリの開発者向けに発表した。4月からオープンソースとして提供開始する。

2015年4月に公開したResearchKitは、臨床研究向けに提供されていたが、CareKitは、患者が自主的に健康状態を管理するためのアプリ開発キットとなっている。患者が管理する情報を、家族や医師と共有し、積極的な疾病ケアに携わることが可能。

CareKitが利用される最初のアプリはパーキンソン病患者に向けたものだという。その他にも、手術後の治療、自宅での健康状態のモニタリング、糖尿病管理、メンタルヘルス、妊産婦の健康管理のためのアプリが例に挙がっていた。

アプリ開発用のCareKitのモジュールは4つ用意する。Care Cardは、服薬や理学療法など治療計画や管理に使用されるモジュール。
治療に関する記録は、Apple WatchやiPhoneのセンサーによって自動的に管理される。

Symptom and Measurement Trackerでは、体温や痛みなど、症状と体調の記録に使われる。

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