2016年3月23日 12:00
テクトロ、IoTにおける課題を解決するリアルタイムスペアナ2製品を発表
テクトロニクスは3月23日、USBリアルタイム・スペクトラム・アナライザ(スペアナ)の新製品「RSA5000シリーズ(RSA500)」「RSA600シリーズ(RSA600)」と小型USBリアルタイム・スペアナ「RSA306」のバージョンアップ製品「RSA306B型」を発表した。
同社は2月にブランドロゴを一新し、製品中心のハードウェア・カンパニーからアプリケーションにフォーカスしたテクノロジー・カンパニーへと向かっていく方針を打ち出し、同方針のもと、IoTを重要分野の1つとして位置づけている。したがって、今回発表されたRSA500とRSA600は「IoTにおいて製品がどのように使われるのか」ということを強く意識した製品となった。
同社によれば、IoTの普及によりさまざまなメーカーがIoT製品に参入している一方で、エンジニアが新しくRF設計の専門知識を身に付ける必要があったり、多くの規格への対応が求められるなどの課題が出てきているという。IoT製品は必ず通信機能を備えていなければならず、その多くは無線で行われるためだ。また、フィールドでの電波管理においても、無線需要の増加による電波環境の悪化や、信号特性評価の多様化などに対応することが必要となっている。