2016年3月24日 10:02
SAPジャパン、コネクテッドカー・ビジネス向け基盤を国内で提供へ
SAPジャパンは3月23日、クラウド型の車両分析アプリケーション「SAP Vehicle Insights」を日本市場で限定的に提供開始すると発表した。あわせて、コネクテッドカー・ビジネスを展開する企業向けマーケットプレイス「SAP Vehicles Network」の実証実験を国内で進めることも発表された。いずれも、同社のPaaS「SAP HANA Cloud Platform」上に構築されている。
Vehicle Insightsを利用すれば、車載端末からリアルタイムに取得した走行中車両のデータを即座に分析することができる。VehiclesNetworkを利用することで企業は、マーケットプレイス上のさまざまなサービスを組み合わせて、ドライバー向けの新しいモビリティサービスやアプリケーションを作ることが可能になる。
説明会では初めに、バイスプレジデント自動車産業統括本部長の小寺健夫氏が同社の自動車産業のビジネス戦略について説明した。
今回発表された「Vehicle Insights」と「Vehicles Network」は、HANA Cloud Platform上に展開するデジタルビジネス用のプラットフォームの1つとなる。