修羅場サバイバル ~健康で文化的なクリエイターになるために~ (13) 今時のクリエイターは肉食?クリエイターと「肉」のおいしい関係
疲労している場合は消化能力も落ちていて、肉を固形で食べると胃腸に対する負担が大きすぎるため、これは一理ある考えです。
例を挙げれば、徹夜明けにいきなり「焼肉!!!焼肉!!!」と勢い込んで肉を食べに行くのは避けた方がよい、ということです。肉料理の多くはハレの性質を持つので、つい打ち上げの席で食べたくなるのはわかるのですけどね。
○修羅場を生き抜く「上手い」肉の食べ方
修羅場の最中はたいてい炭水化物過多の食生活に陥りがちで、タンパク質が足りなくなります。タンパク質不足は中枢神経系の働きを弱らせるのですが、クリエイターにとって一番問題なのはセロトニン不足で鬱々とした気分になること。肉類や乳製品に多く含まれるトリプトファンがセロトニンの原料となりますので、意識的に食べることは作品のクオリティを保つために役立つともいえるでしょう。
また、豚肉にはビタミンB1が多く含まれていますが、こちらもクリエイターには必須の栄養素。脳を酷使する人は、脳内でぶどう糖を燃焼させる量が多いため、糖代謝に必須であるビタミンB1を多く消費するのです。
甘いものは脳の栄養……と言ってスイーツをたくさん摂る方は多くいらっしゃいますが、ビタミンB1を多く含む食品も同様に摂取しているかというと疑問です。