くらし情報『火星探査機「エクソマーズ2016」危機一髪? - ロケット分解、破片が襲う』

2016年3月29日 12:34

火星探査機「エクソマーズ2016」危機一髪? - ロケット分解、破片が襲う

火星探査機「エクソマーズ2016」危機一髪? - ロケット分解、破片が襲う
3月14日に打ち上げに成功した欧州とロシアの火星探査機「エクソマーズ2016」(関連記事:欧露の火星探査機「エクソマーズ2016」打ち上げ成功 - 火星の生命探る旅へ)。しかしその成功が、実は危機一髪だった可能性がもちあがった。探査機を打ち上げたロケットが何らかの原因で分解し、その破片が探査機を襲ったのではないかと見られているのである。

今のところエクソマーズ2016に問題は見られず、順調に航行を続けているが、心配の種がすべて消えたわけではない。

○ブリースM

「エクソマーズ2016」は3月14日に、カザフスタン共和国にあるバイカヌール宇宙基地から「プラトーンM」ロケットで打ち上げられた。ロケットは順調に飛行し、打ち上げから約12分後に、ロケットの第3段から「ブリースM」上段が分離された。

ブリースMはプラトーンMロケットにとって第4段にあたる部分で、長時間宇宙で活動でき、また複数回に分けたエンジン噴射ができる能力をもっている。それを活かし、人工衛星を目標の軌道に正確に投入したり、複数の衛星をそれぞれ別の軌道に投入したりといった芸当ができる。
そのためロケットの第1~3段とは区別し、これ単体で独立した、別のロケットとして扱われている。

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