くらし情報『シリコンバレー101 (654) iPhoneが「Warrant-proof」だったから起こったFBIとAppleの対立』

2016年3月30日 09:31

シリコンバレー101 (654) iPhoneが「Warrant-proof」だったから起こったFBIとAppleの対立

シリコンバレー101 (654) iPhoneが「Warrant-proof」だったから起こったFBIとAppleの対立
「プライバシー保護」と「テロとの戦い」でAppleとFBIが対立している問題が急転、FBIがAppleとは別の第三者(サン電子のイスラエル子会社と報じられている)の力を借りて、容疑者のロックされたiPhoneのデータへのアクセスに成功した。28日にAppleに対する提訴の取り下げを申請し、長期戦も予想されたFBIとAppleの争いはひとまず幕引きとなった。

議論が四方八方に広がって、いささかうんざりするところもあったけど、個人的には法廷審理への関心が高まってきたところだったので残念でもある。というのも、下院法務委員会においてFBIのJames Comey氏がAppleは暗号技術を用いてスマートフォンを「warrant-proofにしている」と非難したことが新たな論争となっていたからだ。warrant-proofとは令状があっても踏み込めないことを意味する。誘拐、テロといった犯罪を未然に防ぐ、または被害を最小限に食い止められるように、法に従って捜査機関はプライベートな場所も捜査できる。ところが、Appleの暗号化はそれを不可能にする。Comey氏は「建国者たちはショックを受けていることだろう」

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