2016年3月30日 10:00
2016冬ドラマ18作のベスト作品&俳優発表! - 良作連発も低視聴率のなぜ? 切ないラブストーリーに熱狂
●完璧な役作りを見せた2人の役者
4月8日までイレギュラー放送される『東京センチメンタル』(テレビ東京系)を除いて、冬ドラマが全て終了。平均視聴率が2ケタを超えたのは、『スペシャリスト』(テレビ朝日系)12.7%と『怪盗山猫』(日本テレビ系)10.9%の2作だけと軒並み苦戦したが、決して駄作が多かったわけではない。
低視聴率を報じるニュースがYahoo!ニュースにあがる度に、ドラマを見ていた人々から「こんなに面白いのに」「視聴率って意味あるの?」という疑問の声が続出。特に、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系、以下『いつ恋』に略)、『お義父さんと呼ばせて』(フジテレビ系)、『ダメな私に恋してください』(TBS系、以下『ダメ恋』に略)、『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)、『わたしを離さないで』(TBS系)、『家族ノカタチ』(TBS系)の6本は擁護の声が多かった。
ここでは「視聴率という指標の限界」「連ドラに多様性が戻ってきた」「切ないラブストーリーにドキドキ」という3つのポイントから冬ドラマを検証し、全18作を振り返っていく。今回も「視聴率や俳優の人気は無視」