2016年4月1日 10:54
MDMとMAM、モバイルセキュリティ、それぞれの役割とは?
MDMによって「アプリストアへのアクセスは禁止している」という企業においても、サイドローディングによる脅威の侵入に注意すべきと言えます。
いったんマルウェアに感染すると、企業・個人情報の搾取や金銭要求、遠隔操作、スパム送信、外部システム接続といった悪意ある行動が攻撃者により行われることになります。
また、Androidを狙うマルウェアの中には、自身をシステム・アプリケーションとしてインストールさせるものも存在します。この場合は、工場出荷状態に戻してもマルウェアを駆除することは難しく、感染端末を廃棄処分しなければいけなくなるケースもあります。
○理想的なセキュリティ対策と導入時の課題
ビジネスでは、より一層のスピード感が重要視され、ワークスタイル変革が求められます。そうした状況下では、スマートデバイスが取り扱う機密データ量は増加の一途をたどることになります。その一方で、スマートデバイスを狙った攻撃の増加と高度化は止むことなく、より包括的なリスク対策の導入が求められます。
今後企業は、社員がスマートデバイスをより活用できる環境を整備しつつ、企業内部からの脅威と企業外部からの脅威に対処できる環境を築き上げる必要があります。