2016年4月5日 12:00
テレビ屋の声 - 第5回 フジ『クイズやさしいね』演出・木月洋介氏、『いいとも!』で学んだ"予定不調和"のイズム
●ウッチャンに"動の司会"を
今、注目を集めるテレビ番組のディレクター、プロデューサー、放送作家、脚本家たちを、プロフェッショナルとしての尊敬の念を込めて"テレビ屋"と呼び、作り手の素顔を通して、番組の面白さを探っていく連載インタビュー「テレビ屋の声」。
第5回の"テレビ屋"は、フジテレビのバラエティ番組『優しい人なら解ける クイズやさしいね』の企画・演出を手掛ける木月洋介氏。同局に入社後、長くお昼のバラエティ番組『笑っていいとも!』を担当していたが、ここで学んだというバラエティにおける"予定不調和"の重要性を、淡々とした語り口ながら繰り返し説いていく――。
――まずは、入社してから、テレビマンとしてのご経歴を教えてください。
フジテレビはみんな最初『FNS27時間テレビ』をやるんですけど、僕の時は2004年の『めちゃイケ』がメインの回ですね。それから『笑っていいとも!』『ココリコミラクルタイプ』のADをしばらくやって、ディレクターは5年くらいやった『いいとも』が長いです。そのまま最終回とグランドフィナーレの演出もやったので、タモリさんの番組をずっとっていう感じですね。
――現在ご担当している番組は何ですか?
『痛快TVスカッとジャパン』『優しい人なら解ける クイズやさしいね』『キスマイBUSAIKU!?』『人生のパイセンTV』『久保みねヒャダ こじらせナイト』ですね。