くらし情報『JAL「重量管理システム」障害、3月に変更したプログラムが原因』

2016年4月7日 11:06

JAL「重量管理システム」障害、3月に変更したプログラムが原因

JAL「重量管理システム」障害、3月に変更したプログラムが原因
JALは4月6日、1日に生じた「重量管理システム」の不具合に関し、その原因が3月23日に変更されたプログラムの不具合であることを発表した。

「重量管理システム」とは、搭載計画や重量重心計算などのロードコントロール業務を行うシステムのこと。今回、重量管理システムの不具合は1日7時48分頃~9時40分頃まで生じ、羽田便を中心に国内線46便が欠航、約6,670人に影響した。遅延に関しては、国内線で最大155分の遅れ(JL184便: 小松=羽田)と、国際線で最大42分の遅れ(JL814便: 台北=関西)が生じ、折り返し便を含む最大30分以上の遅延は137便、最大約1万7,000人に影響した。

今回の不具合は、3月23日に変更されたアプリケーションプログラムにおいて、システム内に同時に動作している2つのプログラムが互いに処理を待つ状態となり、正常に作動しなくなったことが要因となった。現在、製造元ベンダーであるルフトハンザ ドイツ航空の子会社ルフトハンザシステムとプログラム修正・検証を行っており、検証が完了次第、同システムへの適用を予定している。

今後の対策としては、近日中に今回の不具合の原因となったプログラムを修正するほか、本番システムが停止した際の現場での業務継続能力を高めるため、バックアップとして準備している環境の能力を高める。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.