中村獅童、新『デスノ』で再びリューク役! VFX進化の死神で表情も再現
歌舞伎役者・中村獅童が、漫画『DEATH NOTE』実写映画化シリーズ最新作『デスノート2016』(10月29日公開)に再び死神・リュークとして出演することが明らかになり15日、新たな場面写真が公開された。
本作の舞台は、かつての主人公とライバルである夜神月(やがみ・らいと/藤原竜也)とL(松山ケンイチ)の死から10年後の世界。デスノートによる大量殺人事件が再発したことで、6冊のノートの存在が判明し、続出するノート保持者に世界中が大混乱に陥る中、"キラウィルス"と呼ばれるコンピューターウィルスが世界中に拡散される。主人公・三島創を演じる東出昌大のほか、池松壮亮、菅田将暉の3人がメインキャストとして出演し、キラ復活を望む者とそれを阻止する者たちによる頭脳戦が繰り広げられる。
獅童は、実写化シリーズ第1作『DEATH NOTE』(06年)から、そのスピンオフ『L change the WorLd』(08年)までリューク役を務めてきたが、今回8年ぶりの続投となる。死神界の退屈な日々に嫌気を起こし、暇を持て余していたリュークは、人間が"面白そうだから"という好奇心から、自身のデスノートを人間界に落とす。前作で、そのノートを拾ったのが、月(藤原竜也)だった。
公開された場面写真では、そんなリュークが不気味ながらもどこかおどけたような表情を見せている。
佐藤信介監督の新たな解釈を元にフルCGで描かれる死神たちはVFX(視覚効果)の進化もあって、よりスタイリッシュに。肌や髪、羽、皮の質感の表現はリアリティを増し、そのトーンに合わせて全編の質感も向上した。また、新たなデザインの6冊のノートとともに、新たな死神も登場するという。
「出来上がりがどんな風になるのかなっていうのが私自身もすごく楽しみ」と期待を寄せる獅童。「この作品でまた新しいデスノートが誕生したのではないのかな」と自信を見せながら、「私も原作が大好きですし、声のお仕事も度々やらせていただいていますので、思い入れが深い作品で、とてもうれしかった」と歓喜の声をあげている。
佐藤貴博プロデューサーは獅童を「デスノートシリーズを象徴する俳優」と表現。前作での「藤原竜也くんや松山ケンイチくん、そしてわれわれの公私にわたっての兄貴分でもありましたので、獅童さんがリュークを演じてくれないと全く落ち着かないのです」と笑みを浮かべながら起用の理由を口にする。さらに、今回の再登場で、「新キャスト・スタッフたちをうまく『デスノートワールド』に誘ってくれてる」とその気配りに感謝。
リュークのビジュアルは前回とは異なり、「獅童さんのフェイシャルキャプチャーも行い、表情のお芝居もCGに落とし込んでいますので、まさに獅童リュークの決定版となること間違いなし」と胸を張っている。
(C)大場つぐみ・小畑健/集英社(C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
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