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縦横無尽なデータ分析が新たな発見を導き出す - QlikViewセミナーレポート

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縦横無尽なデータ分析が新たな発見を導き出す - QlikViewセミナーレポート
2014年2月19日、ベルサール神田にて「QlikView」を業務で活用する方法を紹介する「QlikView徹底活用ミニセミナー【エグゼクティブ・ダッシュボード編】」が開催された。「QlikView」は、直感的な分かりやすい操作で自由自在に分析ができるBIツールとして、全世界100ヶ国31,000社という豊富な導入実績を持つ。今回は、当日行われたセミナー内容を元に、「合理的な意思決定」を求める経営者やマネジメント層が求める分析が、QlikViewでどう実現できるかを見ていこう。

○スピーディーな意思決定を阻害する要因とは

「ここをこうすれば、状況は変わるのではないか?」
マネジメント層にとって、データを見ながらそのように仮説検証を繰り返すことは、正確な意思決定を行う上で重要である。だが、その仮説検証を行うために、膨大なデータからレポートを作成するようIT担当などに依頼しても、結果が出てくるまでには相応な時間が掛かってしまう。
いざレポートが出て来ても、切り口を変えたり、新しい軸から分析するニーズがでたりと、再度IT担当に追加・変更依頼を出す必要があるため、さらに時間が経過する。
結局ユーザーは、目の前のビジネスに対応しなければならないので、自らエクセルでデータを加工して自分用のレポート作成や分析を行っているのが現状である。

こうなってしまうと、迅速な意思決定など望むべくもない。
さらに、人の手で幾重にも加工されたレポートは信憑性に欠ける、データの光の当て方により作成者の主観が加わるなど、分析するデータの精度にも懸念の声が上がっている。
このような問題を解決する手段が、クリックテック社が提供する情報分析プラットフォーム「QlikView」である。では、その実力について、当日のセミナーで行われた内容に沿って紹介していこう。

○簡単な操作で、シミュレーションの実行が可能

図1は、「QlikView」で行うシミュレーション画面のサンプルである。価格、費用、数量、それぞれにあるスライダーを操作することで、自動的に利益などが表示される。なお、サンプルでは、乳製品について価格を引き下げた場合の売上や利益の予測などをシミュレーションしている。「QlikView」では、このように直感的で分かりやすい操作による仮説検証が可能となっている。新たなデータを追加する場合も、ウィザードの手順に沿って行うだけで、キーワードに合わせて自動的に他のデータと連携されるようになっている。
例えばサンプルに、新たにマーケティング部が持つ広告費のデータを追加してシミュレーションを行うようなことも簡単にできてしまう。
新たな仮説検証を行うたびに、他部署への依頼等が発生しなくなるので、迅速な意思決定が可能だ。

○新たな仮説が次々と生まれる「連想技術」

「QlikView」が持つ最大の特徴、それはクリックテック社が特許を取得する「連想技術」である。
それでは具体的にどのようなものなのか。改めて図1をご覧いただきたい。
ここで表示しているサンプルでは、選択した項目は緑、関連する項目は白、無関係なものはグレーで表示される。つまり図1の状況は「製品グループ」の「乳製品」を選択している状況である。ここで「地域」を見ると、「中東」のみグレーとなっている。
これは「中東」以外の地域では売上がある、ということを意味している。すると、ここで一つの疑問が生じる。

「何故、中東のみ乳製品を販売していないのか?」
そこで、過去のデータを調べてみると、実は以前は中東でも乳製品の売上があったことが分かる。

「乳製品を再度売ったら、会社の利益にどう影響がでるか?」「中東で乳製品を売らない理由は市場の環境に問題があるのか? それともそれ以外の要因なのだろうか?」
次々に出てくる自問の答えを探るため、即座にQlikViewの上で、中東のビジネス(コスト、デリバリー状況など)について、新たな分析を開始できる。また中東の営業担当者を特定し、データに裏打ちされた情報をもって、ヒアリングや議論を展開できる。

このように、選択された項目に関連するデータと関連しないデータを「連想」して表示する、これが「連想技術」である。
分析するたびに、新たな疑問や発見、仮説が生まれ、それを検証するために新たな分析を行う。この手順を繰り返すことで、より効果的な意思決定が実現できる。


○新しいデータを加えて分析することで攻めの戦略へ

外部データを自社の売上や顧客データに加えて分析することで、新しい気付きが得られ、攻めの戦略を立てられることもある。「QlikView」では前述した通り、データをQlikViewに取り込むと、自動的に既存データと連携してくれるので、簡単に多角的な分析ができるようになる。図2は、競合の売上データと、「業界ニュース」のリストを読み込み連携させたサンプルである。

分析はメモリーに格納された明細レベルのデータを用いて行う。元のデータソースからは切り離され、全明細がメモリー上だけで高速処理されるため、データ改変を気にする必要がない上、圧倒的なスピードで分析できる。
またモバイル環境で分析する際に、データファイルをPCやタブレットにコピーすることもなくなるのでセキュリティの面でも安全だ。当然、メモリー上で行うため操作速度は速い。

ユーザー自らが明細レベルのデータにアクセスし、様々な軸でデータを見たり、縦横無尽にデータ内を探索したり、経験と勘を織り交ぜて試行錯誤を繰り返しながら仮説検証していく。
「QlikView」は、合理的な意思決定を求めるマネジメント層とレポート作成に苦労する担当者の、どちらのニーズも満たすツールであることを実感したセミナーだった。

なお、3月26日(水)に、「マーケティングROI、"劇的"改善セミナー ~アクションに繋げるマーケット分析とは~」と題し、再度QlikView徹底活用ミニセミナーを開催する。また「QlikView」には、無料体験版もあるので、是非とも試していただきたい。

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