北海道釧路の「ザンギ」は唐揚げとどう違う? ビールが進みすぎる名店たち
ここ数年、空前の唐揚げブームが渦巻いている。その中でもひときわ注目を集めているのが、北海道は釧路で生まれた「ザンギ」なる唐揚げ。しかしこのザンギは普通のの唐揚げと何が違うのか?現地で調査を敢行してみた!
○唐揚げ・ザンギ・竜田揚げの違いって?
まず、ザンギと唐揚げの違いについて、日本唐揚協会のサイトを参照したところ、基本的には、北海道では唐揚げ(海鮮の唐揚げ含む)をザンギと呼ぶようだ。また、唐揚げとザンギを比較した際、ザンギの方が味付けが濃いのも特徴だという。
加えて地元・釧路では、「鶏はもちろん、地元の旨い食材を油でじゅわっと揚げたもの」を「くしろザンギ」と定義している。この「くしろザンギ推進協議会公認店」は、現在26店舗ある。
ちなみに、「じゃあ竜田揚げと唐揚げの違いは?」との疑問を持つ人もいるだろうが、竜田揚げは醤油とみりん、もしくは酒を使ってタレを作るのが条件なのだとか。これで定義は分かった。
では早速、本題に移ろう。
○できれば骨付きをむさぼってほしい!
最初に訪れたのは、ザンギの元祖店と言われている「鳥松」だ。主人の高倉悟さんいわく、「ザンギって名前は中国語からきてるんだよ」