古舘伊知郎、『報ステ』時代に苦しんだ“偏見と差別”「社会のつきもの」
フリーアナウンサーの古舘伊知郎が29日、ABEMAで配信されたトーク番組『デマ投稿を許さない』(毎週水曜23:30~)にゲスト出演し、『報道ステーション』(テレビ朝日系)時代の苦悩を明かした。
2016年まで『報道ステーション』のメインキャスターを務めていた古舘。当時は抗議の嵐で心が折れかかったこともあったといい、「罵詈雑言はまだ(心が)折れない、“言ってないことを言った”と言われるのが嫌だった」と当時を振り返り、「サンドバックのように(非難を)浴びて心が折れたけど、(自分が)言ってなくても言ったことにしていいや、と。その人が俺に怒って、ちょっとでもガス抜きして朝起きて仕事に行くなら、それが俺の仕事だなと思うようにした」と対処法にも言及した。
それ以上につらかったのは「偏見と差別」で、「『たかが立教大学上がりのプロレス実況上がりが、即刻(キャスターを)辞めやがれ』というのが結構きた」「『ニュースキャスターは偉いんだから、お前は下りろ』というのは差別だと思いました」「そういうのは人間社会のつきものだっていうのをずっと勉強させてもらった」と告白。
赤裸々な体験談に、司会の坂上忍は「“デマ投稿”なんてそういうことなんでしょうね。どこかですり替えられてゆがんで、それが一人歩きしていったりするわけですもんね」と神妙な面持ちで耳を傾けていた。
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