2014年3月23日 11:00
東京都内のどこか懐かしい老舗パン屋巡り - 看板はカレーパンに調理パン!
おしゃれなフランスパンのお店もいいけど、昔ながらの手作りの味が楽しめるパン屋さんも魅力的。自家家製の菓子パンや総菜パンがなぜかほっこりとして懐かしい。そんな町の老舗パン屋さんを食べ歩いてみた!
○名物は特製カレーパン!
東京では昭和20年代後半から昭和30年代が、戦後のパン屋さん創業の勃興期。戦後復興によってガスインフラが整った東京で、パン職人の夫が復員した家を中心に、いたるところにおいしいパン屋さんがオープンした。しかし、世代交代や土地の高騰、業種変更などで多くのパン屋さんが東京から姿を消し、パン屋さんのオーブンから漂う香ばしいニオイも、すっかり過ぎ去った時代の残像になってしまった。
そんな流れに我関せず、というのが目黒の本町は目黒郵便局近くにある「碑文谷ベーカリー」。昭和20年代から3代続いている地元のパン屋さんで、開店はなんと朝5時30分!昔から変わらぬ調理パンのラインナップは昼過ぎには売り切れ、それと同時に閉店してしまうので、夜行性の人はこのパン屋さんの存在すら分からないのでは。
名物の揚げたての特製カレーパン(140円)や、具にこだわったサンドイッチ(170円)はすぐに完売。