鈴木亮平、宮沢氷魚と愛を育むも…「愛はエゴか、エゴが愛か」 テーマに挑む
俳優の鈴木亮平が、映画『エゴイスト』の主演を務めることが4日、明らかになった。宮沢氷魚が共演する。
同作は高山真の自伝的小説『エゴイスト』の実写化作。母を失い田舎町で鬱屈とした思春期を過ごした浩輔(鈴木)は、東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太(宮沢)と出会い惹かれ合った2人は満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への想いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだったが、2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった。
主人公の浩輔を演じる鈴木は、強さと脆さを同居させた生々しい演技力で観る者を引き込み、新たな境地を開拓した。龍太を演じる宮沢は透明感あふれる儚いたたずまいが、愛を注がれる純粋な青年、龍太のキャラクターに説得力を与えている。
まるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔と、最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太。