オースティン・バトラー、エルヴィス役でたどり着いた「魂が一つに混じり合う感覚」
●エルヴィス役のプレッシャー「想像以上のものだった」
伝説的ロックスターのエルヴィス・プレスリーの物語を描く映画『エルヴィス』(公開中)。エルヴィス役に抜てきされた新星オースティン・バトラーが、エルヴィスの魂が乗り移ったかのような歌とダンス、そして彼の栄光と孤独までを見事に体現し、観客を熱狂させている。初来日したオースティンにインタビューすると、「エルヴィスを演じることには、ものすごいプレッシャーを感じた」と告白。シビれるようなパフォーマンスができるまでの過程や、エルヴィスを演じて起きた変化までを明かした。
本作は、『ムーラン・ルージュ』『華麗なるギャツビー』などのバズ・ラーマン監督が、若くして謎の死を遂げたスーパースター、エルヴィス・プレスリーの真実の物語を、彼の代表曲に乗せて描いた物語。エルヴィス役に選ばれたオースティンは現在30歳。劇中ではほぼ全編にわたって吹き替えなしでエルヴィスの歌唱とダンスに挑戦し、ラーマン監督も「エルヴィスそのものだ」と言わしめる熱演を見せている。本作の演技で2023年のアカデミー賞候補と目されるなど、世界から熱い視線を注がれる存在となった。
“キング・オブ・ロックンロール”とも呼ばれ、今なお人々に愛されているエルヴィス役に決まった時には、「実在の人物を演じるということは、ある程度はプレッシャーがあるものだと思う。