ハロプロ新グループ・OCHA NORMA、SNSで未来切り開く!? 動画に意欲「バズらせたい」

●自由人ぞろいで「恐怖です(笑)」
ハロー! プロジェクトの新グループ・OCHA NORMA(オチャ ノーマ)が7月13日にシングル「恋のクラウチングスタート／お祭りデビューだぜ!」でデビュー。ハロプロ研修生の8人にオーディションで選ばれた2人を加えた平均年齢16歳のフレッシュな10人組で、グループ名には、お茶の間を楽しませる新世代のスタンダードとなるような存在になってほしいという願いが込められている。このたび米村姫良々(よねむら・きらら)、石栗奏美(いしぐり・かなみ)、中山夏月姫(なかやま・なつめ)、田代すみれ(たしろ・すみれ)の4人にインタビューし、デビューへの思いやグループの目標、それぞれの持ち味など話を聞いた。

――デビューが決まった時の心境からお聞かせください。

米村:ライブの途中で発表され、メジャーデビューだとわかったときはすごくうれしかったです。でも最初はあまり実感がなく、MV撮影など一つ一つのステップを踏んでいくごとに少しずつ実感するようになりました。

石栗:私も発表されたときは実感がなくて、うれしいことだとは理解していましたが、私がOCHA NORMAにいていいんだろうかという不安と驚きが襲ってきました。研修生生活が長いと、一喜一憂しちゃいけない、地道に努力を重ねていかないといけないと学び、今までうれしいことに期待しすぎないようにやってきたので。

米村:めっちゃわかる!

石栗:だから最初は、本当に現実なのかなって。MVを撮り始めたあたりから本当にデビューするんだなと思うようになりました。

中山:この先どうしようか悩んでいて、迷っていた時期でもあったので、デビューが決まって率直にうれしかったですし、10人で活動する時間が長くなってすごく充実しています。

田代:アイドルデビューすることが夢だったのですごくうれしい気持ちになりました。みんなと比べて経験がないので不安もありましたが、いろいろ経験して学び、それを次に生かすことを繰り返していくうちに自信がついてきました。また、メンバーとの関係もより深まって、最近は毎日楽しいです。

――同じグループでも、研修生で経験を積まれてきた方とオーディションで決まった方と、デビューまでの経緯が違うので心境もそれぞれ違いますね。米村:そうですね。2人(田代と筒井澪心)は一般からのオーディション加入だったので不安なことが多かったと思いますが、振り付けもしっかり覚えてきてくれてすごくちゃんとしているので、逆に見習う部分がたくさんあります。最初からレベルが高かったですが、トークも上手になって、歌もダンスもステージ上で堂々としていて頼もしいです!

――いろいろなアイドルが活動していますが、OCHA NORMAさんならではの魅力を教えてください。

米村:メンバー10人全員、出身地が違って、北海道の子もいれば、岡山や広島などいろんな出身地の子がいるので、それを武器にしていけたらいいなと。みんな地元愛が強いので、地元でもお仕事ができたらうれしいです。

石栗:デビュー直後は、今だけしか見られない未完成さやフレッシュさがあるのかなと。無邪気にとにかく頑張りたいと思っている10人の女の子が歌って踊っている姿は私たちにしか出せない味だと思うので、ファンの方たちにも私たちの成長を楽しんでいただけたら。

――フレッシュな時期を越えたあとはどのようなグループを目指していくのでしょうか。

米村:自由人が多いのでどこにたどり着くかわからないですね(笑)。結成して半年経ってそれぞれ個性が出てきて、これが5年、10年経ったときにどうなっているんだろうと、鳥肌が立つくらい恐怖です(笑)

――期待を込めて、心配な人は!?

石栗:中山はとりあえず心配ですね(笑)

中山:え! ちょっと(笑)

米村:中山、西崎(美空 ※崎はたつさきが正式表記)、北原(もも)とか。すでに西崎と中山はヤバさが出ていますが、北原はまだ隠れているので、そこが出てくると……。

石栗:面白味が増すんじゃないかなと思います。

――アイドルらしいかわいさに加え、面白さもあるグループに!?

米村＆石栗:そうだと思います!

●グループの目標と一人ひとりの持ち味

――グループとして掲げている目標も教えてください。

中山:12月のレコード大賞は、ハロー! プロジェクトの先輩で受賞されているグループも多いので、私たちも頑張りたいなと、グループでも話しています。

米村:日本武道館公演も目標にしています。ハロー! プロジェクトの先輩グループはみんな経験されているので、OCHA NORMAもいつか追いつけられたらなと思っています。――『紅白歌合戦』はいかがでしょうか?

米村:もちろん夢ではありますけど、身の程を知れという感じかなと。でも頑張りたいです!

石栗:恐れ多いですが、上はどこまでも目指して頑張りたいです!

――お一人ずつの持ち味もアピールお願いします。

米村:性格はおおざっぱでがさつですが、やるときはちゃんとやるので、そこを見守っていただけたらと思います(笑)

――スイッチが切り替わるタイミングは?

米村:ライブは、衣装を着て化粧をして、お客さんの前に立つときにスイッチが入りますが、ラジオとかは正直どこで切り替わっているのか怪しいです。

石栗:ラジオなど衣装を着てないお仕事のときのオフっぽさもたぶん武器なんです。そういうところもいいなって。

米村:ありがとう!

――石栗さんの持ち味は?

石栗:何でもできるし、何でもやる! 歌が上手、ダンスが上手、トークが上手というより、全部できるアイドル……稲場愛香さんのような存在になりたいと思っています。まだ自分の中では全部が中途半端な気がしているので、「あの子、歌もダンスもトークもすごいよね」と言ってもらえるようになりたいなと。そして、何でもやります! この間、ハロー! プロジェクト内の企画でタランチュラ食べました。バンジージャンプとかもやります!

米村:一緒に遊園地に行ったときにジェットコースターにめちゃくちゃひよっていましたけど。

石栗:ずっと姫良々ちゃんの手を握っていました(笑)。でも、お仕事となれば何でもやります!

――バラエティでのご活躍を楽しみにしています! 中山さんはいかがですか?

中山:あまり自分では武器がわかっていませんが、負けず嫌いかなと思います。研修生は負けず嫌いなメンバーが多く、埋もれないように前に前にという感じだったので。

米村:夏月姫は真面目だなと思います。例えばSNSも夏月姫のを見るとすごく元気が出ます。ブログの写真もカラフルでかわいいので、そういうところに一生懸命になれるのがいいところなのかなって。

石栗:夏月姫はすごく夏月姫の空間があるんです。SNSもそうですけど、夏月姫構文みたいなものがあって面白くて、自然と誰でも笑顔にできるのがいいところだと思います。

――田代さんはいかがですか?

田代:私は洋楽やラップを聴くのが好きで、洋楽の歌詞を覚えて歌うことも好きなんです。なのでいつか、英語やラップパートがあったときは頑張りたいです。

●デビューシングルのお気に入りポイント

――デビューシングルについても伺います。まず、「恋のクラウチングスタート」のお気に入りポイントや魅力を教えてください。

米村:私は「恋のクラウチングスタート」のハロプロっぽさがすごく好きです。リズムが変わるところなど曲調がすごくハロプロっぽくて、私はハロプロの楽曲が好きでハロプロにハマって入ったので、そういうところが魅力的で好きだなと思います。あと、冒頭の「Get you!」というパートは見どころです!

石栗:歌詞を深く読んでいくとOCHA NORMAの軌跡をたどっているような楽曲になっていて、本当にこの曲がデビュー曲でよかったなと。ハロプロっぽさもあり、振り付けもなんかちょっと面白くて、一癖あってキャッチーなので一緒に踊っていただけたら。

――「お祭りデビューだぜ!」の魅力もお願いします。

中山:お茶の間の雰囲気を老若男女関係なく楽しむというような歌詞があって、私たちのグループ名OCHA NORMAにすごく合っているなと感じています。また、伝統的なダンスが入っていて、ハロー! プロジェクトでは今までそういうダンスをしているのを見たことないので、印象に残るといいなと。曲調もいろんな楽器が入っていてかっこいいです。

田代:OCHA NORMAらしさがすごく出ていて、歌詞に「お茶の間」が入っていたり、日本の伝統を感じられる曲になっているので、海外の方にも日本の魅力を知ってもらえたらうれしいです。

――法被衣装もインパクトありますよね。

石栗:メンバーカラーの法被を着ているので夏らしい曲だなと思います。

――OCHA NORMAさんの活躍によってハロプロをこんな風に盛り上げたいというような野望はありますか?

米村:ハロー! プロジェクトが今やってないことを私たちが一番最初にやりたいと思っていて、例えば個人のYouTubeチャンネルを作るとか。

石栗:面白いかも!

米村:OCHA NORMAって実は、YouTubeなど映像に力を入れるというのがコンセプトとしてあるんです。OCHA NORMAのロゴにもYouTubeの再生マークのようなものも入っているくらいなので、SNS上で切り開いていけたらなと思います。中山:めっちゃいいじゃん!

――今の時代ならではですね!

米村:4人だったハロプロ研修生ユニット時代に、YouTubeやりたいねという話になって、やりたい企画100個くらい書き出してマネージャーさんに企画書を提出したことがあったんです。「石栗奏美、歌ってみた」とか。なので、OCHA NORMAがそういうグループだと知ったときはうれしかったです。

――中山さんも乗り気ですね!

中山: OCHA NORMAはメイク上手な子やしゃべるのが上手な子が多いので、バズるんじゃないかと思いました!

米村:バズりたいよね(笑)

石栗:YouTube用に動画を作って、切り抜きをTikTokに流して。

米村:いいね!

田代:私も動画に挑戦してバズらせたいです!

●ハロプロの先輩から「たくさん刺激を」

――ハロプロにはたくさんの先輩がいますが、かけてもらった言葉で大事にしているものがありましたら教えてください。

石栗:BEYOOOOONDSさんの初めての日本武道館公演で私たちがオープニングアクトを務めさせていただいたんですけど、そのときに高瀬くるみさんが「BEYOOOOONDSのファンもGet youしちゃってね!」と言ってくださったんです。でもBEYOOOOONDSさんの公演を見たら素晴らしすぎて、これは1人もGet youできないなと。高瀬さんは私たちが研修生ユニットの頃からすごく気にかけてくださっているのですが、ステージを見てたくさん刺激を受けました。

米村:つばきファクトリーの岸本ゆめのさんはすごく声が大きくて、あの声の大きさは学びたいなと思っています。撮影も声量があったほうがマイクに入りやすいですし、歌も声が大きいほうがいいですし。

石栗:岸本さんは朝から夜までずっと明るくて、岸本さんがいらっしゃるだけで現場が明るくなるんです。太陽みたいな存在で、皆さんが岸本さんを好きなのも伝わりますし、私ももちろん好きですし、かっこいいなと憧れます。

中山:私はBEYOOOOONDSの一岡伶奈さんとよく話すのですが、「OCHA NORMAって絶対売れるよ」と言ってくださったことがあって。BEYOOOOONDSさんはCDもたくさんの方に聴いていただいているし、3年という短い期間で日本武道館に立っているグループで、そのリーダーの一岡さんからそう言ってもらったときはすごくうれしかったですし、これから10人で頑張っていこうと改めて思いました。田代:私は加入したばかりで先輩と絡むことがまだ少ないのですが、すごく憧れているのは、アンジュルムの上國料萌衣さんです。パフォーマンス中も笑顔がとても素敵で。私は緊張して笑顔が少なくなってしまうことがあるのですが、上國料さんみたいに素敵な笑顔でパフォーマンスできるようになりたいなと思っています。

――先輩たちの存在はとても大きいんですね。

石栗:どの先輩の話をしようか迷うくらい皆さん素敵な先輩で、刺激をもらっています!

――最後に改めて意気込みをお願いします。

石栗:研修生のときから応援してくださった方もいますし、デビューしてから私たちのことを知ってくださる方もいると思いますが、皆さんと一緒に上を目指して頑張っていきたいと思いますので、皆さんOCHA NORMAについてきてください!

■OCHA NORMA(オチャ ノーマ)
ハロプロ研修生として活動していた米村姫良々、石栗奏美、窪田七海、斎藤円香、中山夏月姫、広本瑠璃、西崎美空、北原もも、オーディションで選出された田代すみれ、筒井澪心で結成された10人組アイドルグループ。グループ名は、みんなが集うほっとする場所“お茶の間”とラテン語で規準・基準という意味をもつ“NORMA/ノルマ”をかけあわせた造語で、お茶の間を楽しませる新世代のスタンダードとなるような存在になってほしいという願いが込められている。2021年12月12日に結成され、2022年7月13日にシングル「恋のクラウチングスタート／お祭りデビューだぜ!」でメジャーデビュー。