くらし情報『須賀健太21歳、「自信のなさ」が成長させた役者魂 - 「つらい思いが、良い作品を作る」』

2016年5月27日 08:00

須賀健太21歳、「自信のなさ」が成長させた役者魂 - 「つらい思いが、良い作品を作る」

映画『スイートプールサイド』でも、松居大悟監督に「新しい須賀健太を見たい」と、それまでとは違うやり方をするために、かなりボロクソに言われて。でも僕はそれにしがみついて新しいものを見せないといけないし、そういう苦しさはいいことだなという思いが、ここ数年あるんです。

――悔しさというのは、他の人に対してですか、自分に対してですか?

同世代の役者さんの芝居を見て「この雰囲気いいな」と思うこともあるし、この作品に自分も出たかったなとか、両方ありますね。さっき、森田剛さんが今度の映画『ヒメアノ~ル』に出演されるのは、監督が『鉈切り丸』を見たからだと聞いて、そうかー俺の演技も見てたはずなのにって思いましたし(笑)。

――今まで子の仕事をしてきて、誰かに言われた言葉で響いたものはありますか?

色々な人に言われた、「あせらないで、自分のやりたいことをやるのが一番」という言葉が心に残っています。高校生の時などは、どうしても自分のイメージを変えたいということが一番になっていて、あせっているように見えたのかもしれません。でも、今は少しずつ自分のやりたいことが出来るようになってきたし、巡り合いとか、ちょうどいいタイミングというのが、あるんだなと思いました。

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