忘れん坊のドリーが歌姫シーアに変身!? 驚きの金髪カツラ姿公開
ディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』(7月16日公開)で、主人公ドリーが本作のエンドソングを務める歌手シーア風に黒髪と金髪のカツラ姿になった画像が6日、公開された。
『ファインディング・ニモ』の続編となる本作は、忘れんぼうのナンヨウハギのドリーが、カクレクマノミのニモらと家族探しの冒険に出る物語。公開された画像は、ドリーと、"顔出しNGの歌姫"シーアがタッグを組んだもの。黒髪と金髪が半々に分かれた髪型は、顔を見せないというポリシーを持つシーアのトレードマークで、ドリーもシーアのウィッグをつけて目を隠し、キュートな口しか見えない風貌に変身している。
ドリーが、ただひとつ"忘れられなかった思い出"を探して冒険するというストーリーにちなみ、世代を超えて愛されている名曲「アンフォゲッタブル」が本作のエンドソングに決定。その歌い手としてシーアが大抜てきされた。シーアの大ファンであるアンドリュー・スタントン監督の熱烈なオファーにより起用されたシーアは、「私はドリーの物語を聞くと涙が出てしまうの」とドリーが離れ離れになってしまった家族に会いたいと願う気持ちに強く共感し、そして、今回の相思相愛が完成した。
「アンフォゲッタブル」は伝説的ジャズシンガーであるナット・キング・コールが歌ったことで世界的に有名となり、彼の実娘ナタリー・コールが亡父の音源とコラボしたことで1992年のグラミー賞最優秀レコード賞に輝いた名曲。
今回その名曲を歌うシーアは、リアーナやビヨンセらのヒットソングを手掛け、現代ポップス界最大のヒットメーカーと名高く、2014年にリリースした自身のシングル「シャンデリア」は第57回グラミー賞で主要2部門を含む4部門にノミネートされた。また、最近では、女優の土屋太鳳が圧巻のダンスをみせた新曲「アライヴ」のミュージックビデオが話題になったことが記憶に新しい。
前作『ファインディング・ニモ』では、ボビー・ダーリンの大ヒット曲「ビヨンド・ザ・シー」をエンドソングに使用し、世界的ポップスターであるロビー・ウィリアムズが歌ったが、アンドリュー・スタントンは、シーアが前作以上にスケールアップした音楽で物語を引き立ててくれると期待。「ロビー・ウィリアムズが名曲に彼の持つ独特なヒネリを利かせたのと同じように、シーアもナット・キング・コールが歌った名曲の魂にあふれた本質を捉えているよ。この名曲をしっかりと彼女のモノにしていて最高さ」と満足し、「シーアとドリーは完璧にお互いを引き立て合っているね。これ以上ないほど大満足だよ」と絶賛している。
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