2022年8月21日 19:00
磯村勇斗、令和の感覚で思う映画界の現在&未来「自分自身の発言も…」
内田監督のオリジナルならではだと感じましたね。
――本作で内田監督は、坂本役に目で語れる人を求めていたそうです。
それは嬉しいですね。特に「目で何かを」と現場で指示があった訳ではありませんが、言われてみると、確かに目で表現しているようなシーンは多かった気がします。
――成瀬と対峙しての、最後の泣きの芝居は、テイクを重ねられたとか。
自分のイメージしていたものより、監督はもっと感情を露わにすることを求めていました。「スクリーンサイズで見せて欲しい」と。そこに持っていくために、阿部さんにもずっとお付き合いいただきました。
○■3人がかりでも阿部の体は抑えられなかった
――阿部さんとは、2019年のドラマ『まだ結婚できない男』に、磯村さんがゲスト出演された時以来ですね。今回の共演はいかがでしたか?
現場でドシっと立っていらして、それを見て僕らも身が引き締まりましたし、阿部さんの熱量に僕たちも一緒に乗っかっていかなければと士気が高まりました。すごくたくましかったですし、すごく楽しかったです。
――たくましかったといえば、阿部さんは体自体が大きいですし、強引な捜査シーンも迫力がありました。