2022年8月21日 19:00
磯村勇斗、令和の感覚で思う映画界の現在&未来「自分自身の発言も…」
すごかったですね。阿部さんの体を抑えるシーンがあったんですけど、正直「オレ、刑事は向いてないわ」と思っちゃいました。
――というと?
阿部さんがすごい勢いで会議室に入ってきたのを、止めて追い返さないといけないシーンがあったのですが、止められなくて。監督も僕1人じゃ無理だと思ったのか、柔道をやっている方2人がカバーしてくださって、結局3人で阿部さんを抑える形になったんですけれど、それでも監督に言われていたラインより阿部さんが入ってきてしまったんです。本気で止めたんですけど、勢いがすごかったです。
――磯村さんは30歳目前ですが、58歳の阿部さんくらいの年齢になるころには、どうなっていたいですか?
阿部さんたち先輩方のように、何歳になっても決して揺るがず、作品づくりに隙を作らないストイックさを大事にしたいと思います。ちょっと楽をしようとか、手を抜こうとかでなく、何歳になっても若い子たちと同じ熱量でお芝居を作っていたいですね。
――今回、磯村さんは音楽隊には入っていませんが、自分も入りたかったなとは?
それはないです(笑)。
音楽隊の練習風景を見ていて尊敬しました。だからこそ、自分には無理かなと。