テレ朝、新たな帯ドラマ枠を来春創設 - 第1弾は倉本聰脚本・石坂浩二主演
テレビ朝日が来年春から、ゴールデンタイム以外の放送時間帯で、新たな帯ドラマ枠を創設することが29日、分かった。第1弾は、倉本聰脚本・石坂浩二主演の『やすらぎの郷』を、2クール(半年)放送する。
物語の舞台は、"テレビ人専用の老人ホーム"。俳優や作家、ミュージシャン、アーティストたちといった、かつての大スター集団によって繰り広げられる喜劇作品だが、家族、財産(遺産)、過去への思い、恋、死への恐怖、芸術への心残りなど、さまざまなテーマを描いていく。
石坂が演じるのは、脚本の倉本氏自身を想起させる、シナリオライター・菊村栄。「倉本先生の書かれた脚本の面白さにひかれていて、この企画に参加できることを大変うれしく思っています」と喜びを語る。
そんな菊村を惑わす、かつての大女優たちを演じるのは、石坂の前妻である浅丘ルリ子のほか、有馬稲子、加賀まりこ、五月みどり、野際陽子、八千草薫ら。菊村とともに彼女たちに翻弄される男性陣に、藤竜也、ミッキー・カーチス、山本圭という、豪華出演陣がそろう。
今回のドラマは、夜のゴールデンタイムに若者向けドラマが多く放送される一方で、大人が楽しめる作品が少ないという現状を受け、倉本氏が企画。この提案をテレ朝が受け、ゴールデンタイムに対抗した"シルバータイムドラマ枠"が作られることになった。クランクインは今秋を予定しているが、朝帯になるのか、昼帯になるのかなど、時間帯については調整中だ。
倉本氏は「暗い話には絶対にしたくない。明るいこと。しみじみとしていること。悲しいこと。そして、あくまで笑えること。
『人生は、クローズアップで見ると悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇である』(チャールズ・チャップリン)。そんなドラマを創りたいと思います」と意気込みを語っている。
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