宮沢氷魚、人生の分岐点を語る 俳優業を選ばなかったら「たぶん環境の仕事を…」
俳優の宮沢氷魚が16日、都内で行われたアニメーション映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(10月7日2作同日公開)のトークイベントに出席した。
乙野四方字氏の小説『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(ハヤカワ文庫刊)を原作とするこの物語は、“並行世界”を行き来することができる世界で、ひとりの少年が、それぞれの世界で別々の少女と恋に落ちるラブストーリー。『僕愛』『君愛』2作品の主人公・暦を宮沢氷魚が担当し、『僕愛』で暦と恋仲になるヒロイン・和音を橋本愛、『君愛』で暦と恋仲になるヒロイン・栞を蒔田彩珠が演じた。
声優初挑戦で、違う人生を送る2人の暦を演じた宮沢。「『僕愛』と『君愛』は、選択肢が違ったらという2つの世界線。1つに選択で人は大きく変わる。あのときこっちの選択をしていなかったら、こういう仕事についていたかもしれないという、一つ一つの選択で今の僕たちになっていると思うので、そこの微妙の変化というか、あの選択をしたら人間性がこう変わっていったというところはかなり気をつけながら演じました」とアフレコで意識したことを説明した。
ファンから事前に募集した質問にも回答。
物語にちなんで「人生の分岐点だったなと思うこと」を聞かれると、宮沢は「このお仕事を始めたのが自分の中での一番の分岐点」と答え、「20歳、21歳くらいなんですけど、それまでアメリカの大学で環境学を勉強していたんです。だからこの仕事を選んでなかったらたぶん環境の仕事、環境汚染とか、そういうことをやっていたんじゃないかなと思うので、全然世界が違う。そこが自分の人生の一番の分岐点だったと思います」と語った。
イベントには、『僕愛』の主題歌・挿入歌を担当した須田景凪、『君愛』の主題歌・挿入歌を担当したSaucy Dogも出席した。
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