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BEYOOOOONDS、デビュー直後にコロナ禍…ピンチをチャンスに変え成長「それぞれの個性がより強く」

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BEYOOOOONDS、デビュー直後にコロナ禍…ピンチをチャンスに変え成長「それぞれの個性がより強く」

●デビュー3年で愛や絆が「どんどん増している」
令和元年デビューから3周年を迎えたハロー! プロジェクトの12人組アイドルグループ・BEYOOOOONDS。今年、初の単独ツアーを敢行し、4月には初の日本武道館単独公演を開催、そして9月28日に2ndアルバム『BEYOOOOO2NDS』をリリースし、同アルバムを引っ提げ秋ツアーもスタートさせた。デビュー直後にコロナ禍に直面し、ライブ活動ができない状況が続いたが、その時期を経て今、精力的に活動している。デビューからここまでの歩みをメンバーはどのように感じ、そしてこの先をどのように見据えているのか、前田こころ、島倉りか、小林萌花に話を聞いた。

――2018年10月の結成から4年、2019年8月のデビューから3年経ちましたが、振り返ってみていかがですか?

前田:長いようで短いような、気持ち的にどっちもあるのですが、BEYOOOOONDSのメンバーと過ごしていて、日々みんなのことが好きになるんです。それくらいみんな優しくて愛があふれているメンバーで、スタッフさんも愛が大きいなと感じていて、そういうチームだからこそ素敵なものを作れているのではないかなって、3周年を迎えて改めて感じています。

――どういう瞬間に好きだなって感じるのでしょうか。

前田:常に、リハーサルとかしていても、本当に優しいなって。
「ありがとう」が飛び交う空間なんです。

小林:仲のいい夫婦みたいな(笑)

前田:わかる! この3、4年一緒にいて、「ありがとう」とか「LOVE」みたいなものを素直に伝えられることがすごくいいなって。

――年数を重ねてその愛や絆は増している感じでしょうか。

前田:どんどん増しています!

小林:愛をみんなで育んでいるイメージです。最初は一人ひとり違ったけど、一緒に過ごしていく中でみんながみんな愛を与え合うように。顔が似てくるじゃないですけど、そんな感じがしています。

前田:雰囲気似てきているよね!

島倉:私もこの3年、長いようで短いと感じますが、すごく昔からBEYOOOOONDSだったような感覚になって、そう考えると3年って短いなと。この3年、楽しいこともピンチなこともありましたが、BEYOOOOONDSの温かくてお互いを思いやる関係が崩れることは一度もなく、本当に仲がよくて、そういう関係が作れていることが奇跡的だなと思います。
私は誰かを褒めたり褒められることが苦手でできなかったのですが、今は自然とできていて、BEYOOOOONDSの環境の中にいるからこそいい方向に成長できたなと思います。ファンの方も本当に優しい方ばかりで、BEYOOOOONDSの優しい雰囲気がファンの方にも広がっている感じがして、優しいファンの方には常に感謝の気持ちでいっぱいです。

小林:私も3年って聞くと短く感じて、5年も6年も過ごしてきた気分です。でも、ギュッとなりすぎていて記憶が曖昧なので、これからはもっとみんなとの思い出を大切にしていきたいなと思いますし、大きなステージをBEYOOOOONDSで踏んでいけたらいいなと思っています。

●舞台&ライブ再開でファンとの空間に感動

――島倉さんの言葉で「ピンチもあった」とありましたが、グループにとって一番のピンチとは?

島倉:メジャーデビューして1年も経たないうちにコロナ禍でライブができない状況になってしまい、アイドルはライブをしてファンの皆さんに元気を届けることが一番だと思うので、そのときは大ピンチでしたが、その中でもできることをしようということでYouTubeでメンバーそれぞれ動画を発信しました。メンバーの個性があったからできたことだと思いますし、その企画をやったおかげでそれぞれの個性がより強くなって、そこからいろんなお仕事にもつながったので、ピンチをチャンスに変えられたのではないかなと。無駄にならず大事な時期だったなと思います。

――ライブが再開できたときはものすごく喜びを感じられたと思いますが、特に印象に残っている瞬間や公演を教えてください。


小林:(今年の)春ツアーの初日が、BEYOOOOONDS単独としては2年ぶりくらいのコンサートだったのですが、舞台に出た瞬間、涙が止まりませんでした。最初が感動的な演出だったのでそれも相まって、目の前にいてくださるファンの皆さんのペンライトが全部私たちのものなのだと思うと、言葉が出なくなるくらい感極まりました。

前田:コンサートができるようになってからBEYOOOOONDSで集まってコンサートする機会がなかなかなくて、ハロー! プロジェクトのメンバーがソロでバラード曲を歌う「The Ballad」というコンサートがあったのですが、そういうところで一人ひとりが成長できた期間だったなと感じていて、それを経てBEYOOOOONDSで集まったときにBEYOOOOONDSがより大きくなれたという感覚になりました。島倉:コロナ禍でみんなとなかなか会えない時期が終わって、久々に集合できたお仕事が『アラビヨーンズナイト』(2020)という舞台で、そのときにこうやって12人で活動できることは当たり前じゃないんだなと実感しました。12人全員がステージ上にいるという演出から始まるんですけど、そこで久しぶりにBEYOOOOONDSを見に来てくださったお客さんとBEYOOOOONDS12人だけの空間が生まれて、この空間を大事にしたいなって。本当に感動して鳥肌が立ちました。

――今年4月には初の単独での武道館公演を開催されましたが、どんな経験になりましたか?

前田:日本武道館はBEYOOOOONDSとして目指していた場所だったので感動しました。いつかここに単独でという思いがそれぞれ強かったので、ステージに立ったときに360度皆さんがペンライト持っていてくださる景色を見たときは涙腺がゆるみました。
そして、個人的な話になるんですけど、空手の試合で武道館に何度か立っていたので、アイドルとして立てたというのがうれしかったです。

島倉:ずっとみんなが目標にしていた舞台だったので、BEYOOOOONDSを見に来てくださった方々で埋め尽くされている武道館の会場を見て私もうるうるしちゃって、夢のようという言葉がぴったりなステージでした。武道館公演でも寸劇をやって、あまり記憶がないくらい必死でしたが、幸せだなってずっと感じる公演でした。

小林:私は武道館のリハーサルで泣きつくして、本番は楽しもうと思って、その意気込み通り、今までで一番くらい楽しいコンサートになりました。私はピアノを弾いているのですが、グランドピアノをど真ん中に置いていただいて、自分の出番が終わったらピアノもはけると思っていたのですが、ありがたいことにずっと置いてもらって、BEYOOOOONDSの一部としてピアノがあるんだなということを実感したし、武道館でピアノを弾けたことがすごくうれしかったです。

前田:ステージにピアノが置いてあることによって、私たちが出ていなくてもBEYOOOOONDS感が出ていて、本当に一部になっているなと思いました。

●「アリーナに立てるグループに」目標を語る

――今後についてはどうなっていきたいと思い描いていますか?

前田:日本武道館に立たせていただいたあとにBEYOOOOONDSのみんなと今後こんなことがしたいという話をしたのですが、日本武道館も一度とは言わずたくさん立ちたいし、さらに大きいステージも目指したいという話をしました。みんなガツガツした感じではないですが、心に熱いものを秘めているので、これからもいろんな夢を叶えていきたいなと思います。


――具体的な目標としてどんな話が出てきたのでしょうか。

前田:大きな夢ですがアリーナとかに立てたら。そういうグループになれたらなと思います。

島倉:単独で野外ライブをやりたいという話もしました。

――小林さんはピアノでの野望などありますか?

小林:ずっとBEYOOOOONDSとしてピアノを弾いていきたいというのもありますし、クラシックを弾いていつかCDが出せたらいいなと思います。

前田&島倉:素敵!

――前田さんと島倉さんも個人として叶えたいことがありましたら教えてください。

前田:お芝居が好きなのでたくさん関わっていけたらうれしいですし、もっと学びたいなと思います。

島倉:私は昆虫や恐竜が好きなので、ちびっ子にBEYOOOOONDSを知ってもらうためにそういうジャンルを攻めていこうかなって(笑)

前田:歌のお姉さん的な!

島倉:そういう風になれたら。
いろんなきっかけでBEYOOOOONDSを好きになってもらえたら最高だなと思います。

■BEYOOOOONDS
ハロー! プロジェクトのアイドルグループ。4人組ユニット・CHICA#TETSU(一岡伶奈、島倉りか、西田汐里、江口紗耶)、5人組ユニット・雨ノ森 川海(高瀬くるみ、前田こころ、山崎夢羽 ※崎=たつさき、岡村美波、清野桃々姫)、3人組ユニット・SeasoningS(平井美葉、小林萌花、里吉うたの)の12人で構成。2018年10月に結成し、2019年8月にメジャーデビュー。今年4月に初の日本武道館単独公演を開催した。グループ名の語源は、英語のBeyond(ビヨンド)で、既成の枠組みなどを超えて、自由に未来へ大きくビヨーンと伸びていってほしいという思いが込められている。

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